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16 件中 1-16 件表示 ラングドック・ルーションワイン特集![]()
フランス最大のワイン産地 | オーガニックワインの先駆け的存在 カジュアルなワインから本格的で洗練された味わいまで幅広く楽しめるフランス最大のワイン産地
フランス南西部から南部にかけて、モンペリエ近郊からスペインとの国境に隣接するラングドック・ルーション地方。紀元前よりギリシア、ローマ、カルタゴなどが行き交う文明の中心地でした。 南らしい高い気温がぶどう作りに最適である一方、収穫と仕込みの時期の9月も他の生産地より気温が高く、冷却設備がなかった昔、この地方で造られるワインは安価なテーブルワインがほとんどでした。 しかし1980年代以降、様々なぶどう品種に適した気候や、比較的自由なワイン造りの風土に惹かれ自分の理想のワインを追い求める先進的なワイン農家や醸造家たちがこの地のワイン造りを盛り上げていきます。 健康に育ったぶどうと高い醸造技術により、親しみやすい価格ながら生産者のこだわりが詰まったワインを楽しめる地域として近年ではすっかり注目を集めるようになりました。 いうなれば 新旧様々なワインが入り混じるこの地方で、ぜひお気に入りの1本に出会ってくださいね。 フランスオーガニックワインの先駆け的存在ラングドック・ルーション地方はフランスのオーガニックワイン造りの先駆けとなった土地でもあります。 理想のワイン造りを追求した結果、タリ家やブーリエ家のようにぶどうのオーガニック栽培に行き着くワイン農家は少なくありません。また、高級ワイン産地に引けをとらないための付加価値としてもオーガニック農業を選択するワイン農家が増えています。 この地方の暑く乾燥した気候によって、ぶどうが病気になるリスクが減るため、病気を防ぐための農薬を使用する必要も少なくなります。昔からぶどう作りに適したラングドック・ルーション地方は「無理をせずその土地に合ったものを」作るオーガニック農業に向いている土地でもあったのです。 また、マヴィの生産者が多数参加している世界最大のオーガニックワイン見本市「ミレジム・ビオ」も毎年1月にこのラングドック・ルーション地域圏の首府モンペリエで開催されています。 この見本市は、フランスでもまだまだオーガニック農業が浸透していない1993年にラングドック・ルーション地方のオーガニックワイン農家の有志によってスタートしました。 マヴィがオーガニックワイン専門店として創業した1998年にこの見本市を訪れたときの出展者はわずか50ブースのみ。 今ではフランス国外からの出展者も増え、2015年は800ブースが参加するなど年々規模が大きくなり続けていますが、当時のアットホームな面影も残しながら、今日のオーガニックワインを牽引し続けています。 ![]() ![]() ![]() ラングドック地方ラングドックは「オック語(Langue d'Oc)」という意味を持ち、かつてロマンス語の中のオック語という言語が話されていた地域の総称となっています。 この地方で有名な場所といえば、カルカッソンヌ。ローマ時代に建設された城塞都市シテはユネスコの世界遺産にも登録され、フランスではモンサンミッシェルに次ぐ人気の観光都市となっています。要塞都市らしい入り組んだ細い路地のシテを歩くと、まるで中世にタイムスリップしたかのようです。 タリ家世界遺産のカルカッソンヌの城塞都市シテからすぐのところにタリ家のドメーヌがあります。タリさんのワインの魅力はなんといってもその多様性。 タリさんのドメーヌがあるカルカッソンヌは地理的には地中海地方に当たりますが、ピレネー山脈から吹く風により大西洋岸気候の影響も受け、南仏とボルドー両方のぶどう品種が栽培できるのです。 ざっと挙げるだけでも、メルロー、カベルネ ソーヴィニョン、カベルネ フラン、グルナッシュ、シラー、コット、サンソー、シャルドネ、ルーサンヌ、エジオドーラ、こんなにあります! 収穫量は少なくても良いぶどうができるのではないかと思うと何でも挑戦。AOCカバルデスの畑に、本来カバルデスには該当しないシャルドネなどの品種を植えることもあります。 今では様々な種類のセンスあふれるワインを造るタリ家ですが、先代のお父さんの頃は栽培しているぶどうの品種も少なく、バルクで売るような安いワインしか造っていませんでした。 それを現当主のガブリエルと奥さんのウェニーが引き継いだ後から、この土地の魅力と可能性を信じて、常に挑戦を繰り返してきました。 醸造技術の研究に熱心なガブリエルに、オーガニックワインの魅力を伝えるのが大好きという優しい先生のようなウェニー。 2人が造りだすワインはいつもハイセンスで洗練されているのに、どこかほっとする味わいです。 ![]() ![]() ![]() ベリュウ家カルカッソンヌの西方、小高い丘の上にあるロックタイヤードという村にベリュウさんの醸造所があります。 小さな醸造所にはDIYした手作り感満載のタンクが並び、醸造も手作業による行程がほとんど。大量生産はとてもできません。 ベリュウさんの造るやや甘口のスパークリングは、途中で糖分を追加するシャンパーニュ製法とは違いぶどうそのままの甘さを残しており、優しい味わいは初めてワインを飲まれる方にもおすすめです。 ![]() ![]() ![]() 番外編:ラングドックのオーガニックエッセンシャルオイルラングドック地方では、先進的なワイン農家が増えていく一方でフランスでのワイン需要の減少に伴い、ぶどう畑は1980年代の半分まで減ってしまいました。 ぶどうがすべて引き抜かれ荒れ果てた農場に、イヴ シャルパンティエさんのご夫婦が40ヘクタールの土地を借りて移り住んだのは1998年のこと。オーガニック栽培のハーブと、それらを蒸留したエッセンシャルオイルを作るためでした。 荒れ果てた畑を開墾しなおすのにおよそ10年もの月日がかかり、周囲の反対や嘲笑もある中、植物の栽培から蒸留、瓶詰めまでを1つの農場で仕上げる、手作りながらとても質の良いエッセンシャルオイルを生み出しました。 本来は地元のファーマーズマーケットで手売りしているのですがベリュウさんの紹介で2012年からマヴィでも少量を取り扱っています。 現在シャルパンティエさんは新たな取り組みに挑戦するため、すでにマンドゥレルからは引っ越しており、在庫がなくなり次第終了となりますのでご了承ください。 ルーション地方スペインとの国境に隣接するルーション地方は、1659年のピレネー条約によってフランス領になるまでカタルーニャの一部でもあったため、現在も食文化や言語などに、カタルーニャの色を強く残しています。 例えばブーリエ家のシャトー名「ルー(l'ou)」はカタルーニャ語で「卵」という意味ですが、これは敷地内にある馬の水飲み用の池が楕円形で卵に似ていたことから土地の名前になったのだそう。 またカタルーニャ人にとって神聖な山とされる風光明媚なカニグー山が有名で、ペルピニャンの町にはカタルーニャ人が残したレンガの城址なども残っています。 ブーリエ家ルーション地方、フランス領カタルーニャの中心都市であるペルピニャンから車で1時間ほど、テンプル騎士団が近くの川を掘りおこして作ったといわれる土地の近くにブーリエ家の畑と醸造所があります。 ![]() ![]() ![]() ラングドック・ルーションの食事地中海やピレネー山脈があるラングドック・ルーション地方は山の幸にも海の幸にも恵まれ、バラエティ豊かな郷土料理が楽しめます。 素材が良いのでグリルしたり、丸ごと煮込んだりするシンプルなレシピが多いようです。 ラングドック地方のカルカッソンヌの名物といえば肉と白いんげん豆を煮込んだ「カスレ」じっくり煮込んだ味わいは優しく体を温めてくれそうです。 またスペイン国境付近のルーションではガスパチョなどのスペインでおなじみの料理もよく食べられています。 ![]() ![]() ![]() ラングドック・ルーションのワインと楽しむ海の幸・山の幸レシピきりっとした白とあわせたい地中海風レシピ しっかりめの赤と堪能する肉料理 甘口スパークリングと楽しむやさしいおやつ
マヴィの ラングドック・ルーション ワインドメーヌ ド ブロー(タリ家)/フランス ラングドック
ブランケット ベリュウ(ベリュウ家)/フランス ラングドック
シャトー ド ルー(ブーリエ家)/フランス ルーション
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ラングドックのオーガニックワイン
Languedoc
ラングドックはフランス南西部に位置するワイン産地でフランスワイン生産量No1の一大産地です。またフランスのオーガニックワイン造りの先駆けとなった土地でもあり、毎年1月には世界最大のオーガニックワイン見本市ミレジム・ビオも首府モンペリエで開催しています。
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ラングドックのワイン生産者
タリ家
ドメーヌ ド ブロー - Domaine de Brau
城壁都市として名高いカルカッソンヌの近郊に40haの畑を所有。オーガニック転換は1989年。地中海側でありながら、大西洋岸気候の影響も受け、南北の様々な品種の栽培が可能。受賞ワインも多数ある実力者です。
(タリ家の詳細はこちら)
ベリュウ家
ブランケット ベリュウ - Blanquette Beirieu
カルカッソンヌの西、リムー地方で5haのぶどう畑を1981年からオーガニック栽培。当主はオーガニック生産者団体『ナチュール&プログレ』の会長を務めていたことも。ワインは全てSO2無添加ゆえ、まるで1点ものの焼き物のよう。古代製法で造られるラ ボエームは稀少なワインです。
(ベリュウ家の詳細はこちら)
>>ラングドック・ルーションの詳しい情報はこちら
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