トゥリガフランセーザ

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トゥリガナショナルに名前も似たトゥリガフランセーザ(トゥリガフランカとも呼ばれます)は、ドウロ地区やダン地区の赤ワイン、そしてポルトに欠かせない品種です。

トゥリガフランセーザとは

ポルトガルの赤ワイン用黒ぶどうを代表する品種の1つで、トゥリガナショナルをカベルネソーヴィニヨンだとすると、トゥリガフランセーザはカベルネフランに例えられたりします。

実際、トゥリガナショナルと比較すると軽やかさで香り高く、ワインに繊細さを与える役割を果たします。

起源は定かではなく、名前にフランスを意味する言葉が入っていますが、フランス原産ではないようです。カリフォルニアやオーストラリアでも栽培されていますが、単一品種ワインになることはなく、基本的にはブレンドされます。

トゥリガフランセーザの特徴は?

暑さを好む品種で、基本的には病気や菌にも強く収穫量も非常に多い、ぶどう生産者にとって育てやすい品種ですが、粒と粒がギュッとコンパクトに詰まった房は、ベト病にやられることがあります。

一方、涼しかったり、収穫量を増やしすぎると当然ながら糖度が落ちるので、ドウロ地区の急峻な畑では非常に低く仕立てて成長を抑えています。

房は円筒状で、粒は丸く、青黒い色をしています。

トゥリガフランセーザの香りや味わいの特徴は?

いちご、ラズベリー、マルベリーといったベリー系の香りを中心に、バラやすみれといった花の香りやハーブの香りもあります。

トゥリガナショナルに比べるとボディは軽めで、タンニン分も滑らかで酸味とのバランスも取れています。トゥリガナショナルやティンタロリスとブレンドすると、トゥリガフランセーザの持つ香り高さや、繊細さが加わり、より複雑で上品な味わいのワインになります。

トゥリガフランセーザの基本マリアージュ

トゥリガフランセーザ単体で仕上げられるワインが原則としてはないことから、ここでは赤ワインのドウロと甘口の酒精強化ワインであるポルトとのマリアージュをご紹介します。

まず、赤ワインであるドウロはしっかりとしたタンニンと果実味、そして骨格のあるワインなので煮込んだ肉料理や、濃いめのソースで味わうローストなどがおすすめです。ポルトは食前酒にそのまま楽しんだり、チョコレートやチョコレートを使ったデザートとも良く合います。