ボジョレーヌーヴォーができるまで

来月11月の第3木曜日はボジョレーヌーヴォーの解禁日!
マヴィでは、シュブランさんとランポンさんのオーガニックボジョレーヌーヴォーを取り扱っています。

本日はボジョレーヌーヴォーがどうやって造られているか、生産者さんたちのこだわりの製法と共にご紹介いたします。

ピエ・ド・キューブ

マヴィの生産者さんたちは、市販の酵母ではなく自分たちのぶどうに付いた自然の酵母を使ってワインを造ります。

自然の酵母は発酵が安定しづらく扱いが難しいため、シュブランさんは「ピエ・ド・キューブ」という方法を採用しています。

ピエ・ド・キューブは、本格的な収穫が始まる前に、少量のぶどうを醸して、酵母を増やしたものを用意します。
理想的な酵母が多いぶどうを本番のタンクに加えることで、より安定した醸造を進めることができるのです。

収穫

ボジョレーヌーヴォーのぶどうはすべて手摘みで行われます。そのためシーズンになるとチームが泊まり込みで収穫を手伝います。

チームの中には何年も通っているメンバーもおり、収穫は和気あいあい

収穫が終わったときの打ち上げでは、皆で踊ったり歌ったりと盛り上がります。

マセラシオン・セミ・カルボニック

収穫したぶどうはタンクに入れられ、皮から色を引き出す浸漬という工程に移ります。

一般的なボジョレーヌーヴォーは、タンクに二酸化炭素ガスを注入するマセラシオン・カルボニックという製法でぶどうの皮から色素を引き出します。

ですがマヴィの生産者さんは二酸化炭素ガスは入れず、ぶどうが発酵するときに自然に発生する二酸化炭素を用いて浸漬を行うマセラシオン・セミ・カルボニックという昔ながらの製法を採用しています。

二酸化炭素が自然に出てくるのを待つため、一般的な方法よりも時間がかかりますがこうすることでじっくりとぶどうが醸されていきます。

圧搾

浸漬と発酵が終わったぶどうを、機械で圧搾してワインの液体部分を取り出します。

そのとき使うフィルターはごく目の粗いもの。

そのためシュブランさんやランポンさんのワインには、酵母や酒石などの沈殿物(澱)がよく見られます。

口当たりはあまりよくないので、お飲みになる際はボトルを静置させ底の部分に澱を溜めてグラスに入れないようにするのがおすすめです。

ぜひ飲み終わったら、最後のワインをグラスに注いでみてください。きらきらとした酒石の結晶などが見られるかもしれません。

ちなみにランポンさんはさらに昔ながらの圧搾機を使い、人力でぶどうを絞っています。

瓶詰め

絞ったワインは最後にボトルに詰めて打栓されます。

マヴィの生産者さんはぶどうの栽培はもちろん、ワインの醸造、瓶詰めまで全て自分たちが責任を持って行っています。 

昔ながらの製法で、丁寧に時間をかけて造られるマヴィのボジョレーヌーヴォーは、思わず「誰かに教えたくなる」ヌーヴォーです。

ぜひ今年のボジョレーヌーヴォーの味わいをお楽しみください!

2024年のボジョレーヌーヴォー 

ボジョレーヌーヴォー2024(シュブラン家)

ボジョレーヴィラージュヌーヴォー2024(ランポン家)

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