Refosco dal Peduncolo Rosso

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    とにかく長い、一度見たら「ああ、あの舌を噛みそうな長い名前の…」という形でインプットされがちな赤ワイン用の品種、レフォスコ ダル ペドゥンコロ ロッソ。北東イタリア原産の黒ぶどうです。

    レフォスコ ダル ペドゥンコロ ロッソとは

    レフォスコ・ダル・ペドゥンコロ・ロッソは、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州原産で古代からあると言われている黒ブドウです。名前の最後についている「ロッソ」は赤ワインのことではなく、花柄、つまり羽軸(茎)の基部が赤いことからこのような名前がついています。

    他にも「レフォスコ」と名のつくぶどうがありますが、同じファミリーでも違う品種なので注意が必要です。

    ヴェネト州でも育てられ、両州のいくつかのDOCワインの原料としても選ばれています。

    レフォスコ ダル ペドゥンコロ ロッソの特徴は?

    樹勢は強く、生産量も多い品種です。収穫時期は全体の真ん中あたりです。この品種は熱と日光を特に必要とするため、丘陵地でも平地でも日射を考えた植樹が重要です。秋の雨が原因で発生する腐敗にも優れた耐性があります。

    房の大きさも粒の大きさも中程度で、房は円筒状、粒は球体です。

    レフォスコ ダル ペドゥンコロ ロッソの香りや味わいの特徴は?

    他の皮がしっかりとした黒ぶどう同様、実の熟し度合いが完全でない場合はベジェタル香(青っぽい香り)が発生することがありますが、しっかりと熟していれば、黒い果実を煮詰めた香りやカカオのニュアンス、スパイスなどの香りがあります。

    味わいはタンニン分もありつつ、酸味とのバランスもよく、飲みやすい仕上がりです。

    レフォスコ ダル ペドゥンコロ ロッソの基本マリアージュ

    渋みや酸味、果実味などのバランスが良いので、幅広い料理に合わせることができます。前菜であればシャルキュトリ(生ハムやサラミ、パテなど)や、チーズを使ったキッシュなどが良いでしょう。

    メインはローストした肉やすき焼きや牛肉と牛蒡の炒め煮のような和食とも良い相性です。

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