パロミーノ

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シェリーの魂とも呼ばれる白ぶどう品種パロミーノ。シェリーになくてはならないぶどうです。造りによってドライから甘口まで、さまざまなシェリーを生み出します。

パロミーノとは

パロミノは、白ワイン用のぶどうです。スペインのアンダルシア州を起源とし、今でもわずかな地域を除き今でもアンダルシア州でそのほとんどが生産されており、スペインで第4位の生産量を誇ります。

フィノ、マンサニーリャ、アモンティリャード、オロロソといった異なるタイプのシェリーに姿を変え、シェリーにとってなくてはならない品種となっています。

パロミーノの特徴は?

パロミノは芽吹き、成熟ともに晩生です。アンダルシアに広がる炭酸カルシウムが豊富な大地が適しており、熱く非常に乾燥した夏という気候を好みます。このぶどうが、この地域以外に広がっていない理由は、あまりにもこの地域の気候と土壌がパロミノに適しているからです。

ぶどうの房は大きく、生産性も高い品種ですが、カビには弱く特にうどんこ病、灰色腐敗病には注意が必要です。

パロミーノの香りや味わいの特徴は?

パロミノのぶどう自体は比較的ニュートラルであることが特徴と言えます。発酵するときに表面を覆うシェリー酵母や樽、ソレラ製法などを経て、仕上がりに特徴が現れます。

できあがったワインは、タイプにより味わいも異なりますが、ドライなタイプは青リンゴやアーモンド、そして海塩を思わせるミネラル分などを感じます。一般的な白ワインとは大きく異なりますが、その独特のスタイルにシェリータイプのワインの魅力にはまる人も少なくありません。

パロミノの基本マリアージュ

乾燥したスペイン、アンダルシアの大地が生んだ、パロミノを使用した非常にドライなシェリータイプのワインは、やはりスペイン原産のハモンセラーノや羊のミルクのチーズ、マンチェゴなどがよく合います。

それ以外にも、イワシの酢漬けやオリーブ、タコのガリシア風やアヒージョといった、いわゆるスペインバルで供されるタパス類はなんでもバッチリ合います。

意外なところでは、おつまみとして塩味のおかきが良い相性。手元にあればぜひ合わせてみてください。