味わい
少し深みのある、きれいなルビーカラー。
グラスにそそぐとしっかりとしたアロマが香り、カシス、チェリー、ブルーベリー、ストロベリーなどの赤や黒の果実に、後からバナナやメロンといったマセラシオン セミ カルボニック製法由来の香りが寄り添います。
ほのかに感じる青々しさやハーバルなニュアンスが、複雑さと個性を引き立ててています。
味わいはすっきりとした辛口。唾液腺を刺激するような、きれいで力強い酸が印象的です。タンニンはきめ細かく柔らか。
開けたては、熟した果実を口いっぱいに噛みしめるような、ほのかな甘さを感じるような豊かな果実味が表れます。
時間の経過とともにフルーティさが落ち着いていくと、本来の酸やタンニンと調和し、よりバランスの取れた味わいへと変化します。余韻も長く、心地よく続きます。
「開けたての華やかさから落ち着きへの移ろい」を楽しんでいただきたい1本。
シュブランさんのボジョレーヌーヴォーと比べると、グリーンやハーバルな印象は控えめで、果実味とタンニンがより上品に感じられます。
開栓後2~3時間で味わいの雰囲気が変わるため、今年のランポン家のボジョレーヴィラージュヌーヴォーは特に“変化を楽しむ一本”という印象です。
このワインに合わせたい料理
ポトフ、ポテトコロッケ、白身魚のソテー、マーボー豆腐、グリルした白身の肉、チーズ(白カビチーズなど)、ジャンボン ペルシエ、レバーペーストといちじくのカナッペ
ぶどう品種(品種名のクリックで各種品種の説明ページへ)
AOC レニエ クリュとは
ボジョレー地方北部は花崗岩層の丘陵地帯になっていて、ボジョレー ヴィラージュ地区と呼ばれ、力強さを伴った熟成型の素晴らしいワインが生み出されています。その中でも最も高品質のワイン産地として10の村がクリュ・ボジョレーに指定されています。
ランポン家のドメーヌと畑
ランポン家のドメーヌと畑は10の村からなるクリュ・ボジョレー地区のうち、レニエという人口わずか1200人弱の小さな村にあります。標高350m、気温が穏やかで、谷間の景色も美しい場所です。
生産者ランポン家について

ドメーヌ アンドレ ランポン(ランポン家)- André Rampon
オーガニック歴:1983年から
ボジョレーヌーヴォーで有名なボジョレー地方のやや北寄り、レニエ村にあります。レニエ村はボジョレー地区で特別に指定されている「クリュボジョレー」11村のうちのひとつです。
5世代続いている農家で、現当主のアンドレは1977年にブドウ畑を購入しました。標高350m、気候は一年を通して穏やかで谷間の美しい景色が人気です。地球や人にとって有害な物質を使いたくないと1983年にオーガニック転換しました。
畑は3haと小さく、栽培しているぶどうはガメイ種1種類のみです。
人と馬で耕やす「ぶどう畑のアーティスト」

耕作には馬を使います。愛馬のカイナが耕した土の中には空気が良く含まれていてぶどうの生育に良い影響をもたらします。収穫も手摘み、ぶどうを絞るのも人力です。「ぶどう畑のアーティスト」と評されるこだわりの手作り派です。
100%人力と馬力で造られるワイン
ランポンさんは浸漬後のぶどう果汁の搾汁に昔ながらの木製の道具を使用しています。よくワイン博物館で「昔使われていた道具」コーナーに展示してあるものが現役で使われています。
これは圧力をかける時にモーターではなく、人がハンドルを回して100%人力で絞っています。
本当に人と馬だけで造られるワインですが、自然派ワインのような味わいのブレは一切ありません。機械はなくても美味しいワインが造れることを体現するアンドレ ランポンのワインをぜひご堪能ください。