ボジョレー ヌーヴォー 2023
毎年、リピーターが絶えないマヴィ大人気のボジョレー ヌーヴォー。
生産者がぶどうの栽培からワインの醸造に至るまで、家族で手間も時間もかけて作り上げた伝統的な製法のボジョレーヌーヴォー。同じ畑のボジョレー「熟成タイプ」、「ロゼスパークリング」、「白ワイン」などの飲み比べを楽しめるセットも販売します。
自然をそのまま凝縮した、繊細で軽やかな飲み口をぜひご堪能ください。
ボジョレーのワイン一覧
ボジョレーヌーヴォーのお届けについて
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ボジョレーヌーヴォー(新酒) 2種
1.ボジョレーヌーヴォー2023
1番人気のボジョレーヌーヴォー
シュブラン家で今年造られたヌーヴォー。綺麗な酸味とミネラル感ある軽やかな味わい。バランスの良い人気の1本で、毎日の食卓に並ぶ様々な料理に合わせやすいので気軽にお楽しみいただけます。
【商品番号:61100】
2.ボジョレーヴィラージュヌーヴォー2023
特別な畑で造るボジョレーヌーヴォー
ランポン家で今年造られたヌーヴォー。クリュ・ボジョレーと呼ばれる優れたワインを生産する地区で、たった3haの畑から造られる貴重な1本。ゆっくり時間をかけて楽しみたいワインです。
【商品番号:20100】
ボジョレー 熟成タイプ 赤ワイン 2種
3.ボジョレー(熟成タイプ)
まるでブルゴーニュのよう!
シュブラン家の熟成タイプボジョレーワイン。まるでブルゴーニュのような繊細でミネラル感あふれる味わいです。軽やかに広がる果実味と酸味のバランスも十分。今年のヌーヴォーと味わいの比較をするならおすすめの1本です。
【商品番号:61000】
4.レニエ(クリュボジョレー)
熟成タイプのクリュ(特区)ワイン
ランポン家の熟成タイプ。ボジョレーワインの中でもハイクラスなクリュボジョレー。優しく、可愛らしい果実味が口いっぱいに広がります。エレガントな酸味が続き、後味には非常に柔らかな渋味も感じられます。どこまでも優しく、深い奥行きのある味わいです。
【商品番号:20001】
限定ワイン 2種
5.ボジョレーペティアンロゼ発泡
数量限定入荷のロゼスパークリングワイン
毎年、ヌーヴォーとともに大人気のボジョレー産ロゼスパークリングワイン。可愛らしい果実味と、しゅわしゅわと優しい泡が楽しめる上質な1本です。特別な食卓を飾る乾杯用にお楽しみください。
【商品番号:61300】
6.ボジョレー シャルドネ キュヴェ ド フロランス 白
数量限定入荷のシャルドネ
ボジョレー産の貴重な無濾過の白ワイン。みずみずしさの中に白桃やシトラスのアロマに、花のニュアンスを感じる上品な仕上がり。飲む人を惹きつけるフレッシュさに、ついついグラスが進んでしまう1本です。
【商品番号:61600】
ボジョレー飲み比べセット 4種類
セットの販売は終了しました
ボジョレーヌーヴォー生産者の紹介
1.シュブラン家
プロフィール
ボジョレー地区南部で5世代前からぶどう栽培を行っています。当主のシュブランさんは元農学校教授。ビオディナミを実践する友人のワインを飲んだときに、その土地らしさが反映した味わいになっていることに感動したことから、2008年にオーガニック転換を決意。自身もビオディナミ農法を実践し、畑やぶどうの特長を生かすワイン造りを追及しています。
ぶどう畑
シュブラン家の前の細い道路は、なんとローマ皇帝が造った「ローマ街道」。かつてローマ皇帝のシーザーも通ったと言われており、ぶどう栽培の歴史も古い地区です。丘陵部の畑は花崗岩質で、岩がごろごろしている土はミネラル分が豊富。
やわらかく耕された土壌にはぶどうの根が深く伸びて下の岩盤層まで届き、ワインの仕上がりに土地の特徴がしっかり反映されます。
製法
発酵に使う酵母は、自分たちのぶどうから自家採取するピエ・ド・キューヴ製法を行っています。これは収穫の一週間ほど前、先に完熟しているぶどうを選び、絞ったジュースを発酵させ、収穫本番までに天然酵母を育てておきます。これをワインの発酵の際に使うことで、後から収穫したぶどうの酵母たちも活発に働きます。
ぶどうの出来が極めて良かった2015年、2016年はSO2(二酸化硫黄)は一切無添加。遅霜と雹の被害があった2017年はごく少量使用しましたが、少なすぎて分析表には出てこないほどでした。マセラシオン・セミ・カルボニック法で浸漬して淡赤色が出た後は、25℃を超えない低温管理でゆっくりと醸造を続けます。
ワイン
2017年から環境に配慮した新しい醸造所を建て、様々なタイプのワイン造りに挑戦しています。花崗岩質の畑で育ったぶどうから造られるワインは、きれいな酸味と個性的なミネラル感が特徴で、ほのかにスパイシーなニュアンスもあります。バランスがよく、フルーティながらもしなやかでぶどう本来の強さも感じる味わいになります。
2.ランポン家
プロフィール
1970年から農業を始め、1983年からオーガニックに転換。ボジョレー北部の丘陵地帯、ヴィラージュ地区にあるレニエ村で熟成タイプのクリュボジョレーと、ボジョレーヴィラージュヌーヴォーを造っています。
畑でも醸造所でも機械はなく、昔ながらの人力と馬力の道具を使い、地道なワイン造り。
ランポンさんの極少量生産の素朴な醸造所には、遠くリヨンやパリからもたくさんのお客さんがワインを求めて訪ねて来ます。
ぶどう畑
小高い丘のぶどう畑には、一面にひなげしの花が咲いています。除草剤を撒かないオーガニックの畑ならではの光景です。馬が畑を耕すためワイヤーは張っていません。土はふかふかと柔らかく、裸足で散歩できるほど気持ちの良い場所。自然を愛するランポンさんは、ときに「ぶどう畑の詩人」とも評されています。
製法
収獲したぶどうはそのままタンクに入れ、自重で潰れたぶどうの皮についた酵母が発酵を始めます。
密閉したタンクの中では自然に発生した二酸化炭素で色を引き出す「マセラシオン・セミ・カルボニック」を採用。一般的な方法よりも時間をかけてワインにしていきます。
ぶどうを絞る道具も人力で動かします。丁寧な造りで仕上げたワインは優しくも奥深い味わいに。
ワイン
ワインのもつ優しさは造り手の人柄そのもの。赤スグリなどの赤い果実やイチゴジャムのように華やかで可愛らしい香りが楽しめる、優しい印象に仕上がります。軽やかで心地よい飲み口ですが、奥深い滋味も感じられます。
今年の出来は?ボジョレー最新情報(現地レポート)
今年のボジョレーヌーヴォーの最新情報も発信いたします。
・シュブラン家のボジョレー2023最新情報(更新:2023/9/21)
2021年、2022年の現地レポートも合わせてお読みいただけます。
・過去のシュブラン家レポート(2021年)
マヴィのボジョレーをもっと楽しむ
マヴィが飲み比べをおすすめする理由
11月の第3木曜日はボジョレーヌーヴォーの解禁日。2023年の解禁日は11月16日木曜日です。
大勢で華やかにお祝いするのはもちろん、お気に入りの生産者さんのボジョレーヌーヴォーと向き合ってじっくり楽しんでいただくのもOK!
さらに一歩踏み込んでボジョレーヌーヴォーを楽しみたいという方は、ぜひ畑や年度の「飲み比べ」をしてみてください。
本来、ワインは工業製品ではなく畑から採れたぶどうで造る「農産物」です。もちろん一定のクオリティは保ちながらも、その年の気候やぶどうの出来で味が異なるのは当たり前のこと。(ヌーヴォー以外のワインでも、気候に恵まれ高品質のワインが造られたときは「当たり年」などと言われますよね)
特に、色素安定剤やタンニンなどで色や味を一律に整えて大量生産する大手メーカーの工業的なワインとは違い、マヴィが取り扱う本物のオーガニックワインは、気候や土壌による味わいの違いがよりはっきりと感じます。
その中でも「同じ地方」「ガメイという同じ品種」「11月の第3木曜日の解禁日という同じタイミング」で飲むことができるので、味の比較がしやすいのがボジョレーヌーヴォーなのです。
1年に1度、同じタイミングで同じ生産者のボジョレーヌーヴォーを毎年飲むことで、ワインが気候によって味わいが変わる農産物なのだということを実感していただけると思います。
「ヌーヴォー」と「年度の違う熟成タイプ」は製法や熟成による味わいの違いも多少出ますが、同じ生産者が手がける同じぶどうのワインであれば、その繊細かつ確実な味わいの違いを楽しむことができます。
また、同じ年のボジョレーヌーヴォーでも、畑の違いや造り手の違いでワインをぜひ飲み比べてみてください。
マヴィの生産者さんがワイン造りで大切にしていることといえば「その土地の味わいを反映させること」。ぶどうは根から水分を吸収するときに畑の土に含まれる成分も一緒に取り入れるため、土の違いがワインの味わいにも影響を与えます。ボジョレー地区の南に位置するシュブランさんの畑と、北のヴィラージュ地区に位置するランポンさんの畑では、同じボジョレーワインでも異なる味わいを楽しめます。
ボジョレーヌーヴォー豆知識
基本情報|ボジョレーヌーヴォーとは|おいしい?おいしくない?|おすすめの飲み方|熟成タイプのボジョレーボジョレー基本情報
ボジョレーはフランス中央高地の北東部に位置する丘陵地で、フランスリヨン地方ブルゴーニュの1地区でもあります。
北部は片岩質、花崗岩質、南部は石灰質や粘土石灰質の土壌で、生産されるワインの9割以上がガメイという品種を使った赤ワインです。繊細で軽やかな飲み口が心地よく、日本ではなんといっても毎年11月の第3木曜日に解禁されるその年のぶどうで造られた新酒ボジョレー・ヌーヴォーが有名です。
ボジョレーの町にほど近いリヨンは美食の町とも呼ばれ、ブションと呼ばれるビストロでは気軽な郷土料理を食べることができます。
ボジョレーヌーヴォーとは
ヌーヴォーはフランス語で「新しい」を意味し、ボジョレーヌーヴォーはその名の通り「新しいボジョレー地方のワイン」、つまりその年に採れたぶどうで造られる新酒のことを指します。ボジョレーヌーヴォーは、ぶどうの房を潰さず、丸ごとタンクに仕込みます。そのため、高級ワインのシャンパーニュと同様、人の手で収穫しなければなりません(機械は使用禁止)。
赤ワインは通常果実を破砕しますが、ボジョレーヌーヴォーではそれは行いません。ボジョレー地方は摘んだぶどうをそのままタンクに入れてただ漬け込むという、いわゆる古代的なやり方を守っている世界でも唯一の地域といえます。
また、収穫から2ヶ月ほどで仕込むため、完成までの過程を追いかけることもできるというややマニアックな楽しみもあります。マヴィでは、現地からの天候情報などが入るたびにぶどうの出来をおもんばかって一喜一憂しています。
ただのお祭りワインではない、ボジョレーヌーヴォー。ワイン好きにこそ、追求して欲しいワインなのです。
おいしい?おいしくない?ボジョレーヌーヴォー
元々ボジョレーはワイン生産地としてフランス国内であまり脚光の浴びることない地方でしたが、1970年代に大手ネゴシアンがボジョレーヌーヴォーを「その年に飲めるワイン」として大々的に売り出したところ、このマーケティングが大成功したのです。
早飲みのボジョレーヌーヴォーは世界中に注目され、とりわけ、時差の関係で最も早く解禁できるという日本で大きな盛り上がりを見せました。1980年代頃には日本のいたるところでボジョレーヌーヴォーの解禁を祝う催しが開かれていたのです。
しかし需要が増えたことでボジョレーヌーヴォーへの悪影響もなかったとはいえません。ワインとして十分に仕上がっていないものが出荷されたり、安さばかりを売りにした工業品的なボジョレーヌーヴォーが大量に出回ったりしてしまいました。
こういった要因で評判を落としかけていたボジョレーヌーヴォーですが、近年意欲的な生産者の参入もあり、上質で楽しめる味わいのボジョレーヌーヴォーが続々と誕生しています。普段あまりワインを飲まない方でも気軽に手に取りやすいボジョレーヌーヴォーですが、せっかくの機会においしいワインに出会えず印象が良くないまま終わってしまうのは本当に勿体ないこと。
重たくなりすぎず、軽快で可愛らしい味わいのボジョレーヌーヴォーは、簡単なおつまみや和食にもぴったりで、気軽な仲間の集まり、家族の食卓、ピクニックなど様々な楽しみ方ができます。その土地の、そのときの味わいを楽しむということにおいて、ボジョレーヌーヴォーは四季の移り変わりを愛する日本に住む人たちの心に、もっとおいしく、身近に寄り添う存在になってほしいと願わずにはいられません。
おすすめの飲み方
ボジョレーのワインは果実のフレッシュな味わいを楽しむため、飲む1時間ほど前から冷蔵庫で軽く冷やして飲むのがおすすめです。野菜やきのこ、白身の肉など軽めのものを合わせるとボジョレーの繊細な味わいがより楽しめるでしょう。
シュブランさんのワインはミネラル感ときれいな酸味、スパイスの風味もあるので、カレー粉の風味をつけたローストチキンなどにも合います。じんわりと滋味あふれるランポンさんのワインは、きのこや根菜など大地の香りを感じる食材がおすすめです。
(番外!?こっそり教えます、さらなるスタッフのおすすめ技)
通常は早く飲みきってしまうのが良いとされるヌーヴォーですが、丁寧に時間をかけて造られたマヴィのヌーヴォーはぜひその変化も楽しんでもらいたい!もしセラーなどの保管場所に余裕があれば、解禁日に飲むのとは別に1本、2ヶ月後の年明けくらいまで寝かせて置いてみて下さい。お正月に飲んでみると、収穫したてのフレッシュな味わいからまた少し印象の異なるワインになっているはずです。マヴィの中にはこちらの方が好き!というスタッフもいるほどです。
ヌーヴォーだけじゃない!熟成タイプワイン
ボジョレーにはもちろんヌーヴォー(新酒)以外のワインもあります。ランポンさんのドメーヌがあるレニエを含む特別な10の村では「クリュ ボジョレー」と呼ばれるワインが造られています。クリュボジョレーはその年のうちに飲みきるボジョレーヌーヴォーとは異なり、4-5年ほどの熟成に向くものが多く、軽やかながら奥行きのある味わいが楽しめます。ヌーヴォーに同梱してお届けしているので飲み比べもおすすめです。待ちきれない、今すぐ飲みたい!という方は熟成タイプのみ通常の注文も承っております。
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