The Lampon family
left4pcs
left4pcs
ボジョレー地方はフランスのブルゴーニュの南部に位置し、主にガメイ種のブドウから赤ワインが生産されます。土壌は花崗岩が豊富で、ゆるい丘陵地帯になっており、軽やかでフルーティーなワインが特徴。ボジョレー・ヌーヴォーが有名で、毎年11月の第3木曜日にその年のワインが解禁されます。
北部はクリュ・ボジョレーとして10の村から生み出される、ヌーヴォーとはキャラクターの異なる、力強さも伴った熟成型の素晴らしいワインも生み出されています。
ランポン家のドメーヌと畑は10の村からなるクリュ・ボジョレー地区のうち、レニエという人口わずか1200人弱の小さな村にあります。標高350m、気温が穏やかで、谷間の景色も美しい場所です。
家のすぐそばには小川が流れ、鳥の鳴き声、花が咲き、100年は軽く越しているプラタナスの木が並ぶ、そんな小さな森を抜けたところに畑があります。
オーガニック歴:1983年から
ドメーヌ アンドレ ランポンの畑はわずか3ha。ランポンさんはこの畑を1977年に購入し、1983年からオーガニック農業を実践しています。5世代続いている農家に生まれ、自身は1970年から農業に携わっています。
ランポンさんは、自身の住むこの村、ぶどう畑を愛しすぎるあまり3日と離れることができないために、夢の1つである日本への出張も諦めるほどの、地元に愛着をもった人物。「1983年にオーガニックを始めて、土ととても良い関係を持てていることを感じている。大地とのつながりを感じられるオーガニック農業はやっていて本当に幸せ。」と、愛する大地がこれからもずっと美しいまま続いていくために、オーガニック農業以外の方法は考えられないというランポンさんです。
機械を入れると土に圧がかかるため、畑の作業は馬を使って耕します。機械で踏みしめないので空気が土に入って畑はいつもふかふか。
基本はランポンさんが中心となって土づくりからぶどう栽培、醸造までを手がけていますが、奥様と二人三脚でドメーヌを運営しています。収穫時期は地元の助っ人たちがやってきて、ワイワイと本当に良い雰囲気のなか集中して収穫が進められます。
ボジョレー地方の典型的な地質の1つ、花崗岩質の土壌です。
私は、毎日本当に美しい景色の中を通って自分の職場であるぶどう畑に通っています。この美しい風景を見て、私たちの畑やドメーヌがどんなところにあるのかを見て欲しくて、お客さん全てに一度は畑に来ていただけるよう努めています。
訪れてくださった方はみなさん、実際に畑を見て、造り手と話をすることに、ワイン以上というくらい喜んでくれるんですよ。