日仏専門家のテイスティングコメント公開|いよいよ解禁!ボジョレーヌーヴォー2025年

本日11月20日(木)は、ボジョレーヌーヴォー解禁日。
マヴィのワインセレクトパートナーのボアソー氏と、マヴィ自由が丘店のソムリエ塩澤が、今年の味わいをさっそくレビューいたします。
シュブランさんのボジョレーヌーヴォーも完売間近!
ぜひ今年もマヴィのボジョレーヌーヴォーをぜひお楽しみください。
ジェラール ボアソー=デシュアール氏のコメント
美しい輝き。深いガーネット色にうっすらと紫色が混じる。
ブラックベリーなどの黒い果実の香りにチェリーのアロマ。
味わいは、心地よい口当たりの中にまろやかさもあり、ベルベットのような感触。酸のバランスが素晴らしい。
ヴィンテージ2025は、しっかりと果実味が感じられ、新酒としては長い余韻が楽しめる仕上がり。
おすすめのマリアージュ
アペリティフに最適。気軽にピザと合わせても。
リヨン料理(ウフ・ムーレット、白身魚のソテー、リヨン風ソーセージなど)
白カビタイプの柔らかいチーズ(カマンベール、ブリなど)
和食(焼き鳥、鶏の照り焼き、しゃぶしゃぶなど)

ジェラール ボアソー=デシュアール氏
フランスの名門料理学校エコール フェランディなどにて、レストラン経営学ならびにワイン醸造学の教授を25年以上歴任。
ソムリエコンクールの審査員としても数多く来日し、40回を数える。大の親日家で、日本食とワインの相性にも精通した専門家。
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自由が丘店ソムリエ塩澤のコメント
輝きのあるルビー。透明感が高く、若いヴィンテージらしい瑞々しい色調。
グラスに注ぐと、フレッシュなラズベリー、グリオットチェリー、ワイルドストロベリーなどのピュアな赤系果実の香りが立ち上がります。
続いて、マセラシオン セミ カルボニック由来の、バナナやメロンの軽やかな香りが繊細に重なり、軽いグリーンノートやハーバルなニュアンスがアクセントを添えます。
フルーティな印象が中心ですが、若々しさの中にも複雑性が感じられます。
口に含むと、シャープでドライなアタック。
アルコール度数は12%で軽快な味わいながら、非常にバランスが良く、きめ細かいタンニンがワイン全体を端正にまとめています。
酸味はまっすぐで張りがあり、余韻まで繊細で美しく続いていくのが印象的。
香りで感じた赤果実のニュアンスが味わいにもストレートに反映され、ラズベリーやクランベリーのフレッシュな果実味、さらに後半にはメロンやバナナの柔らかな甘香が広がります。多彩なアロマを感じながらも、構造は崩れず、極めてバランスの良い仕上がり。
余韻は中程度からややしっかりめ。果実と酸の調和がほどよく続き、後味も雑味がなくクリーンな印象。
2024年のアロマティックでフレッシュ、フルーティさに比べると穏やかな印象ですが、2023年の骨格や芯の強さをほんのりと思わせるスタイルで、両年の良いとこ取りなキャラクターに仕上がっています。
塩澤 悠(ソムリエ、WSET level 4 Diploma)
■ボジョレーヌーヴォー2025を購入する
今年は大好評につき残り20本となりました。完売必至のためお早めにどうぞ。
■ボジョレーヴィラージュヌーヴォー2025 数量限定発売
10月中に予約分完売していたランポンさんのボジョレーヴィラージュヌーヴォー。破損予備分として保管していたものを数量限定で販売いたします。