味わい
~若くても、熟成しても、満足できるピノグリ~
まず最初に感じるのは、上品で落ち着いたアロマたち。フルーツらしさを感じる熟した金柑やどこか紅茶を思わせる香り。
上品さはアロマだけに留まらず、口に含んでもなお続きます。そしてしっかりとしたボディを感じます。ゆっくりと流れ込んでくるスッキリとした酸味と存在感のあるまろやかな口当たり、優しい甘さも心地よい。
舌の上に残る風味はとても長く、飲んだ後でも満足感でいっぱいになります。
若いうちのフレッシュ感を楽しむもよし、少し熟成をさせて楽しむのもよし、そんな期待に胸を膨らませることのできる1本です。
豚肉との相性が抜群のオーガニックワイン。
ワインに合う料理
塩豚、麻婆豆腐、シュークルート、ミートパイ、なすのマリネ(5mm薄切りのなすを油なしでフライパンで焼き、オリーヴオイル+塩・胡椒+お好きなハーブに漬けるだけ)
ぶどう品種(品種名のクリックで各種品種の説明ページへ)
生産者メイエー家について
ドメーヌ ユージェーヌ メイエー(メイエー家) - Domaine Eugene Meyer
オーガニック歴:1969年から(認証は1980年4月デメター・1991年ECOCERT)
メイエー家は、アルザス地方でも南寄りのベルクホルツ村にあります。少なくとも1620年より親から子へと代々引き継がれ続けてきた、歴史のあるワイン農家です。現在は13代目フランソワを中心に栽培から醸造までを行っています。
地形的にヴォージュ山脈とアルプス山脈に囲まれた盆地で、冬と夏の寒暖差に加え、年間降雨量も少ないため高品質のワインが生み出されます。
フランスビオディナミのパイオニア
メイエー家がオーガニックに転換したのは、 現当主フランソワさんの父、12代目のユージェーヌさんが農薬中毒によって視神経が麻痺するという深刻な状況に陥ったことに端を発します。 その時にホメオパシーで治癒したことにより、シュタイナーの考える農法、ビオディナミに出会い、1969年に転換することを決意しました。この農法を続けたことにより、メイエー家のぶどう畑はいきいきとしたエネルギーに満ちています。メイエー家はフランス国内でもビオディナミのパイオニア的存在で知られています。
スタッフの推しコメント
このメイエーさんのピノグリは、私の25年以上(四半世紀!)に渡って続く推しワインです。
今月の推しワインって書かれてますけど、そんなスパンじゃないんです。
2000年12月にマヴィに入社して、最初に恋に落ちたのが(昭和ですみません…)このピノグリと当時お取引のあったソミュールシャンピニー(ロワール赤)でした。
自分が過去に飲んできた白ワインの歴史が粉々に砕け散りました。
そのふわっと広がるアロマ、まるでトロッとしているように感じるたっぷりとした厚み、まろやかでありながら白ワインらしい爽やかさもあり。
満たされるとはこのことか…としみじみとその余韻とともにワインの世界に没入してしまいました。
気に入ったものは、みんなに知ってもらいたいタイプなので、当時から今まで、私からピノグリを受け取った方、一緒に飲んだ方は数知れず。
そして、付き合いが25年にもなると、メイエー家でも着々と世代交代が進みつつあります。私が初めて出会った時はたぶん13歳くらいだったグザヴィエくんは、今や長身の両親に似てスラッとイケメンの青年になり、この蔵をさらに高みへとグイグイ引っ張ってくれています。(おまけ情報ですが、お顔立ちは肝っ玉母さん系のおばあちゃんそっくり!)

この美味しさが、間違いなく引き継がれていくことが保証されているなんて、私たちは何てラッキーなんでしょうか。
この幸せを噛み締めつつ、もうピノグリから戻れなくなった今夜はシュークルートでも用意しようと思います。いや、チキンのマスタードクリーム煮もいいな。(編集部 長谷川)