ピクニックやテラスで陽気に楽しむ、アロマティックな泡
天気の良い休日に、テラスで楽しむランチや、公園でのピクニックに連れ出したい、心が弾むような陽気なスパークリングワインです。
ポンッと栓を開けた瞬間に広がるマスカットの甘く華やかな香りが、その場の空気を一気に明るくしてくれます。ワインの渋みや重さが苦手な方でも親しみやすく、フルーツやデザートと一緒に楽しむのにもぴったりです。
味わい
コルクを抜いた瞬間に香るのは、まるで採りたてのマスカットそのもの。
そこに熟したオレンジや金柑、そして白い花の甘やかなアロマが加わり、グラスから絶え間なく溢れ出します。
口に含むと、甘い香りの印象とは少し違い、最初は細かく、次第にパチパチと元気よく弾ける泡を感じます。
しっかりとした酸味が全体を引き締めており、ミュスカ特有の果実の甘さと、奥にあるほろ苦さのバランスが見事です。ただスッキリしているだけでなく、少しとろりとした余韻もあり、一口ごとに表情を変える魅力的な味わいです。
こんな料理と
マスカットの華やかな香りと弾ける泡は、フルーツを使った料理やデザート、また少しスパイシーなエスニック料理とも面白いペアリングを見せます。
例えば
・生ハムとメロン(またはイチジク)
・フルーツたっぷりのタルトやフルーツポンチ
・ほんのりスパイスの効いたタイ料理(生春巻きなど)
・休日のブランチのパンケーキやフレンチトースト
甘やかなアロマが、塩気のあるものやスパイシーなものと絶妙なコントラストを生み出します。
クレマンとは一味違う、ミュスカの個性を「食べる」ように楽しむ
アルザス地方を代表するアロマティックな品種「ミュスカ(マスカット)」。
このワインは、厳格な製法規定がある「クレマン」とは異なるアプローチで、ミュスカというぶどうの個性と楽しさをストレートに表現したスパークリングワインです。
グラスいっぱいに広がる香りは、まるで新鮮なマスカットの果実をそのままかじっているかのよう。理屈抜きに「美味しい!楽しい!」と感じさせてくれる、ピュアでチャーミングな魅力に溢れています。
アルザス・ビオディナミの先駆者「メイエー家」
1969年からビオディナミ農法(農薬や化学肥料に頼らない自然農法)を実践しているメイエー家。
彼らの畑で、自然のエネルギーをたっぷりと浴びて育ったミュスカだからこそ、これほどまでにピュアで、生命力にあふれた香りを放ちます。伝統や格付けにとらわれず、ぶどう本来の美味しさを素直に楽しんでほしいという、造り手の大らかで温かい人柄が伝わってくるようなワインです。
このワインについてさらにひと言
しっかりと冷やして(6〜8度)、ポンっと景気良く開けて、ゴクゴクと楽しんでいただきたいワインです。
アルコール度数も優しく飲みやすいため、ワイン初心者の方へのプレゼントや、気楽な集まりに持っていくと、その華やかな香りで間違いなく喜ばれます。
食前酒からデザートまで、笑顔があふれるテーブルに欠かせない一本です。
テイスティングコメント
~ミュスカの個性を堪能できるスパークリング~
ポンという音と同時に香る採りたてのマスカット、熟したオレンジや金柑の香りに加えて白い花の香りも漂ってきます。
これらのアロマは途絶えることがなく、繰り返し上がってくる泡と共にずっと香り続けます。
口に含むと存在感のあったアロマの雰囲気とは違い、最初は細くそれから段々と強くなり弾ける泡を感じます。懐かしい、口の中でパチパチと弾けるキャンディを思い出させてくれます。
泡と同時にしっかりとした酸味も感じられ、骨格をなす甘さとほろ苦さのバランスに感心してしまいます。すっきりしたスパークリングと思いきや、少しだけとろりとした余韻もあり、口の中で次々変わる印象に驚かされます。
ミュスカと言っても様々な種類がありますが、メイエー家が栽培する「ミュスカ オットネル」という品種は、他のミュスカに比べて最も早熟で、冷涼な土地でも成熟します。
メイエー家ではスパークリングの要となる酸味を活かすために、スティルワイン用のミュスカより少し早めに収穫します。これも長い経験に基づいた技の一つです。
香りの特筆すべきフルーティさ、スムーズな口当たりと弾ける泡の感触、飲み込んだ後に続く美味しさ。是非とも華やかなシーンで元気よく開けていただきたい1本です。
ぶどう品種(品種名のクリックで各種品種の説明ページへ)
生産者メイエー家について

ドメーヌのワイン詳細 ユージェーヌ メイエー(メイエー家)- Domaine Eugene Meyer
オーガニック歴:1969年から(認証は1980年4月デメター・1991年ECOCERT)
メイエー家は、アルザス地方でも南寄りのベルクホルツ村にあります。少なくとも1620年より親から子へと代々引き継がれ続けてきた、歴史のあるワイン農家です。現在は13代目フランソワを中心に栽培から醸造までを行っています。
地形的にヴォージュ山脈とアルプス山脈に囲まれた盆地で、冬と夏の寒暖差に加え、年間降雨量も少ないため高品質のワインが生み出されます。
フランスビオディナミのパイオニア
メイエー家がオーガニックに転換したのは、 現当主フランソワさんの父、12代目のユージェーヌさんが農薬中毒によって視神経が麻痺するという深刻な状況に陥ったことに端を発します。 その時にホメオパシーで治癒したことにより、シュタイナーの考える農法、ビオディナミに出会い、1969年に転換することを決意しました。この農法を続けたことにより、メイエー家のぶどう畑はいきいきとしたエネルギーに満ちています。メイエー家はフランス国内でもビオディナミのパイオニア的存在で知られています。