カプリオッティ家
4 個
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イタリアのマルケ州は、イタリア中部に位置し、多様な自然景観が広がる地域です。アドリア海に面した美しい海岸線には砂浜と断崖が連なり、内陸にはなだらかな丘陵地帯が広がっています。
ワイン産地としては、特に白ワインが有名で、爽やかな酸味とミネラル感が特徴です。また、モンテプルチャーノやサンジョヴェーゼを主体とした赤ワインも生産され、力強くフルボディな味わいが魅力です。マルケ州は、多様なワインの宝庫とも言えます。
中央イタリアのマルケ州、イタリアで最も美しい村の1つといわれるオッフィーダ。カプリオッティ家はこの村で何世代にもわたりオーガニックのぶどうで自家用のワインを生産していました。
ぶどう農家で育ったパオロさんは、地元の伝統的なぶどう品種を使い、独特で特徴のあるワインを造ることへの魅力を感じて、子供の頃からワイン造りへの興味がかき立てられていました。
学生時代は働いていたレストランでワインに触れ、その後ワインショップでも働いていたという何かとワインと縁があったパオロさんは、地元での本格的なワイン造りを決心します。ワイナリーを立ち上げた2005年当初は1万本ほどしかできなかったワインも、現在は6万本まで造ることができるようになりました。
パオロさんは、現在も豊かな文化と料理の伝統がある地元で、自分たちの家族や両親と暮らしながら日々の仕事に励んでいます。
オーガニック歴:化学肥料や除草剤などの使用は史上一度も無し
カプリオッティ家のようにぶどう栽培からワイン造りまでを全て自分たちで行う小さなワイン農家では、オーガニック農法でのぶどう栽培は必須だとパオロさんは考えています。自分たちの育てたぶどうの品質が、そのままワインの味わいにも反映されるからです。
パオロさんのワインは、イタリアの食とワインのベストセラーガイドであるガンベロロッソ(Gambero Rosso)、スローワイン協会(Slowine)、イタリアソムリエ協会から大きな賞を受けたこともあり、愛着のある地元・南マルケ州の土地や気候の特徴を生かした自分たちのワインを造ることができていることに、やりがいと誇りを感じています。
・白ぶどう:パッセリーナ、ペコリーノ
・黒ぶどう:サンジョヴェーゼ、モンテプルチアーノ
畑があるオッフィーダの村は、穏やかで温暖ながら、ぶどう栽培に欠かせない夏の暑さも合わせ持つ中央イタリア気候に当たります。
アペニン山脈からアドリア海に吹き下ろす風により風通しも非常に良く、気候に恵まれたこの地ではぶどうはその品種が持つ特長を反映しながら香りよく育ちます。
ゆるやかな丘陵地帯は高密度の粘土質土壌で、保水性のある土質は、パオロさんが栽培する主要品種のサンジョベーゼに向いています。
アーティチョークなども自生する動植物のバランスが保たれたぶどう畑は6ヘクタールほど。風光明媚な山間の東西南北それぞれの斜面に畑があるため、その年の気候によって変わるぶどうの成長を見極め、ワイン造りにもいかしていくことができるそうです。
パオロさんが目指すのは、フレッシュさとバランスを保ちながら土地の特長を反映した味わいのワインです。
飲んだときに口の中でバランスが取れており、香りと味わいが調和しちぐはぐしていないこと、またいつ飲んでも楽しんでもらえるようなワインを造りたいと思っています。
醸造所では品種や収穫年、畑ごとに分けて醸造したワインを、さらに新樽や古樽、焼きの強さなどが異なる樽に入れて熟成させ、それらをブレンドすることにより理想の味わいに仕上げます。
皆さまに私たちのワインをお届けできることを心から光栄に思います。
私たちのような小さな家族経営のワイン農家が、日本のような洗練された市場にワインを送り出せることは今までは想像もつかない、とても胸が躍るようなことです。
私たちのワインがマヴィを通じて日本の皆さまに長く愛され、オーガニックワインを通じた交流が続くことを楽しみにしています。私たちのワインが、味の違いがわかる、マヴィのファンに楽しんでいただけることを願っています。
南マルケのぶどうの特長を生かしたワインをどうぞお楽しみください!