ソボ家
5 個
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フランス南西部に位置するガスコーニュ地方は、ピレネー山脈と大西洋に近い豊かな自然環境が広がる地域です。ガスコーニュは、美しい田園風景や美食文化、特にフォアグラやアルマニャックの生産地としても有名です。
ワイン産地としてのガスコーニュは、特に白ワインの生産で知られています。ユニ・ブラン、コロンバール、グロ・マンサンといった地元品種が使われ、フレッシュで爽やかな酸味と果実味が特徴です。
「ナポリが世界で最も美しい海の景色であるように、ポーは世界で最も美しい陸の景色である」。
1838年、詩人のアルフォンス・ド・ラ マルティーヌは、目の前に広がるジュランソン地方の景色をこう評しました。
ジュランソン地方は緑豊かな丘陵地帯と、森の中に見えるぶどう畑、そして背後には輝かしいピレネー山脈がそびえています。
ソボ家の畑のある場所は、降水量のバランスが良い穏やかな海洋性気候の影響もあり、調和のとれた成長が進みます。
特に秋にフェーン現象で暑く乾燥した風が南から吹き込むため、ぶどうを過熟させて遅い収穫を可能にするパスリヤージュ(ぶどうの過熟)が促進されます。
ソボ家のぶどう農家としての歴史は400年以上になります。しかし、1930年頃から、第二次世界大戦などの世界情勢やフィロキセラなどの影響で60 年以上ワイン造りを中断していた時期がありました。
ぶどう栽培とワイン造りを再開した後、2019年からのオーガニック転換や醸造所・イベントができるレセプションホールなどの新設などを経て、現在は伝統とモダンスタイルの融合したワイン造りや、ジュランソンワインの魅力の発信に尽力しています。
オーガニック歴:2019年から転換(認証は2022年より)
ソボ家は2019年にオーガニック転換を決意しました。
理由は、働く人たちとワインを飲む人の健康のため、美しい土地を子供たちや後世に残すため、そして自然のバランスを尊重し、自分たちのワインに必要なテロワールを表現するためです。
天候や季節に左右されることもあるオーガニック農業ですが、ぶどうの木とのこの新しい関係性は、自分たちの価値観に合っていたと振り返ります。
ソボさんたちにとって、オーガニックという選択はこれまでの長い歴史の集大成だったのです。
・白ぶどう:グロ マンサン、プティ マンサン、プティ クルビュ、カマラレ、フロレアル、ヴォルティスなど
・黒ぶどう:カベルネフラン、マンサン ノワール、モンドューズノワール、メルロー、タナなど
温度管理のできるステンレスタンクで仕込むことで、雑味のない味わいに仕上げます。また、樽は香りをつけるためではなく、まろやかな味わいにする目的で目の詰まったアカシアの樽を使用しています。
1984年にワイン造りを復活させてから、地元の若い生産者たちと共に「ラ・ルート・デ・ヴァン・ド・ジュランソン(=ジュランソン街道)」を設立しました。
また、ドメーヌで定期的にイベントを開いたり、ワイナリーツアーを開催するなどして、ジュランソンワインの魅力を積極的に発信しています。