頑張った一日の終わりに、自分へのご褒美
少し特別な夕食の時間や、一週間頑張った金曜日の夜。
キッチンの灯りの中でグラスに注ぐと、ふわりと漂うのは、完熟した柑橘と甘い蜂蜜の香り。 一口飲むごとに、体中にじわっと幸福感が広がっていく。
「今日もお疲れ様」と自分を労いたくなるような、 きれいな酸味となめらかさ、コクが優しく包み込んでくれる白ワインです。
味わい
色は輝きのある淡いレモンイエロー。
アリゴテらしい爽やかな酸味はありつつも、特筆すべきは、その「なめらかさ」と「コク」です。 樽の中で澱(おり)と一緒にゆっくり寝かせることで、バニラやナッツのような香ばしさと、 とろけるような果実味が見事に調和しています。
こんな料理と
ワイン自体にそれなりの飲みごたえがあるので、前菜はもちろん、魚介や鶏肉などのお料理にも合わせられます。
- 前菜全般
- 魚介のサラダ
- エビのアヒージョ
- 白身魚のムニエル
- 鶏肉のマスタードクリーム煮
- 野菜を使ったキッシュ
- カマンベールチーズ
ニュイ地区伝統のドメーヌ「シャトー ド プレモー」
このワインが造られているのは、ニュイ サン ジョルジュ地区のプレモー プリセ村。 19世紀から続く由緒ある「シャトー ド プレモー」の地下セラーで、歴史あるテロワールを活かし、 時間をかけて丁寧に熟成されています。
5代目アルノーさんの哲学が紡ぐワイン
現在の当主は、情熱あふれる5代目のアルノー・ペルチエさん。 父ジョエルさんが始めたオーガニックへの転換を一気に加速し、ドメーヌの全ての畑をオーガニックへと変えました。
「自分はただ喜びを生み出すためだけにワインをつくる」
「自分のワインは、“ただ発酵したブドウ果汁そのもの”。酵素や培養酵母、ろ過は使わない」
「ワインづくりに必要なのは、実際に嗅いで、自分が何を好きで、何を求めているのかを知ること」
彼自身の哲学が散りばめられた、魂のこもったワインです。
このワインについてさらにひと言
「アリゴテはただただ酸味の強いワイン」 そんな先入観を、アルノーさんのワインは心地よく壊してくれます。
カシスリキュールを入れるなんて(ブルゴーニュ生まれのカクテル「キール」にはアリゴテが使用されます)、 もったいない。そのままの味わいが最高で最上。
ブルゴーニュ好きやワインに詳しい人にこそ飲んでもらいたい、アリゴテの新しい扉を開いてくれる、感動の一本です。
テイスティングコメント
~思わず「アリゴテ?」と疑ってしまう作品~
ブルゴーニュの白ワイン品種といえばシャルドネが有名ですが、もうひとつアリゴテがあります。
通常、アリゴテは酸味が効いてキリっとした味わいが特徴です。しかし、ペルチエ家のアリゴテはそのイメージを良い意味で裏切ります。想像を遥かに超えた美味しさ。
香りは蜂蜜や百合の花、優しい柑橘の香りなどが複雑に混ざり合い、どこか落ち着いた雰囲気のアロマが感じられます。
口当たりは優しく、ゆっくりと味わいが広がっていきます。綺麗で、少し重みのある酸味が広がり、喉元を過ぎてもまだ余韻を楽しむことができます。口の中で膨らむ風味も、香りと同じく落ち着いており、なおかつ存在感を放ちます。思わず「これは本当にアリゴテなのか?」と、疑ってしまうほど。
それもそのはず、ペルチエ家ではアリゴテの真っすぐな酸味を活かしながら樽も使用し、ワインを滓と一緒に長く寝かせています。だからこそ、ここまでの粘度と奥深さを感じるワインに仕上がっているのです。
特徴的な酸味を活かしつつ、上品さを生み出すペルチエ家の高い技術。
アリゴテの特徴を存分に引き出しながらより魅力的に仕上げたこのワインは、是非ブルゴーニュワイン好きの方に試していただきたい1本です。
ぶどう品種(品種名をクリックで各種品種の説明ページへ)
生産者ペルチエ家について

シャトー ド プレモー(ペルチエ家) - Chateau de Prémeaux
オーガニック歴:1999年から
ブルゴーニュ地方・コートドニュイの南寄りのニュイサンジョルジュ村にあります。1920年にシャトーを購入し、親から子へと引き継がれてきたワイン農家です。現在は5代目アルノーが中心となりぶどう栽培と醸造を行っています。一部の畑は昔からオーガニックでしたが2012年に全ての畑を転換しました。大地を汚染することにつながらない方法で栽培を行っている土地、体に良いものを飲んで食べるということを子供達に伝えていけることが誇りになっています。ペルチエ家のワインのほとんどはフランス個人顧客向けであり、フランス国内でも入手困難なワインです。区画ごとに厳密に分けて醸造することで、大切にしているテロワール(土壌)を引き出しています。