教えて塩澤さん!| スパークリングワインの造り方~古代製法(メトード・アンセストラル)編~

2026年7月22日

しゅわしゅわと爽快な味わいが魅力で、乾杯やお祝いのシーンに欠かせないスパークリングワイン。
実はひと口にスパークリングワインといっても、その造り方にはいくつかの種類があるのをご存知でしょうか。
スパークリングワインの代表的な製法を、全3回にわたってご紹介します。

塩澤 悠(ソムリエ、WSET level 4 Diploma)
ボルドー大学修了、豊富な経験でお好みに合わせてワイン選びをサポート。お気軽にご相談ください!

 

 

アキ

アキさん(ワイン初心者)

これまで、スパークリングワインには手間と時間のかかる「伝統製法」、フレッシュな香りやフルーティさが特徴的な「シャルマ方式」など、様々な造り方があることをことを教えてもらいました。最後にもう一つ、気になる名前の「古代製法」はどんな作り方なんですか?

塩澤

塩澤さん(ソムリエ・WSET Diploma)

古代製法は名前の通り、スパークリングワインの最古の醸造方法と言われています。

発酵がまだ終わっていないワインを瓶に詰め、そのまま瓶の中で発酵を完了させる方法です。

ここでの大切なポイントは、瓶詰めを行う前にワインをしっかり冷やすことです。温度を下げることで、酵母は一時的にお休みしているような状態になります。その状態で瓶詰めをします。
当時は今のような醸造設備がなかったため、冬の寒さでワインが冷えて発酵がストップ、春になって気温が上がると自然に発酵が再開します。


しかも、この製法は最初から狙って生まれたものではなく、偶然発見されたと言われています。そう思うと、とても興味深いですよね。

アキ

アキさん(ワイン初心者)

へえ!偶然生まれたスパークリングなんですね!

塩澤

塩澤さん(ソムリエ・WSET Diploma)

そうです。糖分や酵母を後から足さない、とても自然な造り方。澱(おり)を抜かないことも多いので、少し濁っていて、優しくマイルドな泡立ちになるのが特徴です。
最近人気の「ペット・ナット(ペティアン・ナチュレル)」もこの仲間ですよ。ぶどう本来の優しい甘さが残っているものが多いのも特徴です。

アキ

アキさん(ワイン初心者)

なるほど〜。高級な伝統製法、フレッシュなシャルマ方式、そしてナチュラルな古代製法。造り方を知ると、ボトルの裏を見るのが楽しくなりそうです!

塩澤

塩澤さん(ソムリエ・WSET Diploma)

ぜひ、気分や料理に合わせて選んでみてくださいね。

今回ご紹介した古代製法のスパークリングワインは、ぶどう本来の自然な甘さが楽しめるのが特徴です。
フルーツのシャーベットにかけていただくととっても贅沢なデザートにもなりますよ。
これからの季節、ぜひお楽しみください。

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マヴィ自由が丘店外観
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