味わい
グラスに注ぐと、リンゴやレモンの爽やかさに始まり、次第にクッキーや焼きたてのパンのような芳ばしさが重なります。
口に含むと、きめ細やかで力強い泡が弾け、シャープな酸とともに目が覚めるような刺激。
フレッシュな果実感に加え、クッキーや酵母の存在感、さらに梅やプラムのようなニュアンスも顔を出し、ピノ・ノワールらしいコクが全体を包み込みます。
ワインに合う料理
スモークサーモンとクリームチーズのカナッペ、カマンベールチーズのはちみつ焼き、ホタテのレモンバターソテー
ぶどう品種(品種名のクリックで各種品種の説明ページへ)
ブラン・ド・ノワール=黒の白
オヴィレ村の一等地(プルミエクリュ)畑のぶどうから高品質なシャンパーニュを手掛けるブリアール家から、待望の ピノノワール100%のブラン・ド・ノワールが入荷いたしました!
ブラン・ド・ノワールは「黒の白」、つまり黒ぶどうから造られた白色のワインを指します。この商品は黒ぶどうであるピノノワール100%から生まれたシャンパーニュ。ピノ・ノワールならではの美しい香りと芳醇な味わいをぜひお楽しみください。
生産者ブリアール家について

ヴァンサン・ブリアール(ブリアール家) - Vincent Bliard
オーガニック歴:1970年から
シャンパーニュのゆりかごから生み出されるオーガニックシャンパーニュ
ブリアール家はシャンパーニュの生みの親、ドン・ペリニヨンが眠る修道院のある、別名「シャンパーニュのゆりかご」と呼ばれるオヴィレ村にあります。
ぶどう栽培から醸造・瓶詰めまで行う(=レコルタン・マニピュラン【RM】)小規模生産者で、19世紀に南斜面の一等地、抜群の立地の畑を入手しました。
フランスの北に位置しているため、大西洋気候と大陸性気候の両方の影響を受けています。気温は1年を通じて低く日照時間も短めですが、これによりシャンパーニュならではの繊細さが生まれます。
シャンパーニュ地方ではオーガニックでのワイン造りは無理と言われていた1960年代に、ドメーヌの名前にもなっているヴァンサンのご両親ジャンさんとエレーヌさんが持続可能な農業に立ち返ろうとオーガニック転換を決意しました。
土に対する仕事が圧倒的に多いと語る通り、畑の土はふかふかで良質なぶどうが収穫されます。ぶどうの搾汁は2番搾りまで認められていますが1番搾りの果汁しか使わないなど、ワイン造りもブリアール家に伝わる伝統を守り続けています。
親から子へ、3代目へと受け継がれる誇りと味わい
1960年代当時、誰も見向きもしなかったオーガニック農業に踏み出した祖父母のジャンさんとエレーヌさん。そして、その跡を継ぎ、オーガニックが花開く時代と共に着実にコツコツとドメーヌを育ててきたヴァンサンとマリー=オディール。そして現在、その娘さんであるフロランスとパートナーのアントワーヌへと受け継がれました。祖父母の時代からの想いをそのままに、未来を思って今としっかり向き合い、昔から変わらぬ「畑の中で命を育む」姿勢で、その結実であり祝福でもあるシャンパーニュ造りに励んでいます。