秋の夜長、静かに一人でワインと向き合う大人の時間
少し肌寒くなってきた秋の夜長。
お気に入りの本を片手に、静かな部屋でゆったりと自分だけの時間を過ごす。
そんな大人のリラックスタイムに、そっと寄り添ってくれるような上品で落ち着いた赤ワインです。
グラスから漂う熟成した果実と湿った大地の香りが、心を穏やかに鎮めてくれます。
ボルドーワインにありがちな「重くて渋い」というイメージを優しく裏切る、まろやかで瑞々しい口当たりが、一日の疲れを癒やしてくれます。
味わい
グラスに注ぐと、カシスや干しぶどう、プルーンなどの赤い果実の香りに、湿った大地や紅茶のような落ち着いたニュアンスが重なり合います。
口に含むと、その瑞々しさに驚かされます。
ボルドー特有の力強さというよりも、落ち着いた酸味があり、後から追いかけてくるタンニン(渋み)はしっかりとしているものの、角が取れていて非常に柔らかく、まろやかです。
余韻にはほんのりとヒノキのような香りが漂い、まるで古いお城の地下室にいるかのような、上品で風格のある「古き良きボルドー」の味わいです。
こんな料理と
まろやかで上品な味わいなので、繊細な味付けの肉料理や、少し熟成感のある食材とよく合います。
例えば
・豚肉の紅茶煮や角煮
・きのこのソテーや、トリュフ塩を使った料理
・鶏肉と根菜の煮込み
・チーズはなんでもあいますが、熟成したハードチーズや、少しクセのあるウォッシュチーズなどもぜひお試しあれ
お料理と合わせるのはもちろんですが、食後にドライフルーツ(特にイチジクやプルーン)をつまみながら、単体でゆっくりと時間をかけて味わうのもおすすめです。
ボルドー 赤 - シャトー デ セニャール ド ポミエに合う料理
果実味と複雑味を引き出すメルロー主体
同じピヴァ家が造るもう一つの赤ワイン「シャトー プショー ラルケ」が、カベルネ・ソーヴィニヨン主体で落ち着いた風格を持っているのに対し、こちらの「シャトー デ セニャール ド ポミエ」は、メルローを主体としています。
そこにカベルネ特有の青々しい香りがアクセントとして加わることで、単にまろやかなだけでなく、力強さとスパイシーな複雑味を持った骨太な味わいになっています。
飲み込んだ後にも、口の中に満足感のある余韻が長く続き、最後には優しい果実味がふわりと戻ってきます。
イタリアの情熱とボルドーの伝統「ピヴァ家」
1924年にイタリアからボルドーへ移住してきたピヴァ家。
現在ではボルドーの伝統的な技術と、イタリアの陽気で情熱的な気質を見事に融合させ、環境に配慮したオーガニック栽培でワインを造っています。
彼らのワインの魅力は、何といっても「素直な果実味と親しみやすさ」。
気取らずに毎日でも飲みたくなるような、自然体の美味しさを追求し続けています。
このワインについてさらにひと言
「やっぱり赤ワインは、ガツンと重くて渋みのあるものが好き!」という方に、自信を持っておすすめできる一本です。
抜栓直後は少し硬く感じるかもしれませんが、グラスの中で空気に触れさせることで驚くほど多様なアロマが花開きます。一口飲むごとに深呼吸したくなるような、複雑で上品な香りの世界にどっぷりと浸ってください。
テイスティングコメント
~上品な複雑味と力強さのあるボルドー~
グラスに注いだ瞬間にカシスやブラックチェリー、少し熟したイチジクの果実味などのボルドー品種の特徴を感じる香り。少し時間を置くと、黒こしょう、藁、ヒノキやナツメグなどの様々なスパイスが香りに広がりを持たせてくれます。
赤ワインなのにどこか濡れた石のニュアンスを思わせるミネラル感があり、カベルネ特有の青々しい香りもアクセントとして加わり、アロマの多様性に驚きます。
ボルドーらしい味わいを表現していて、余韻にも満足感が続きます。後口には優しい果実味が広がり、つい深呼吸をしてカシスやブラックチェリー、スパイスの香りを楽しみたくなります。
これから更に発展する可能性が詰まった赤ワインです。今すぐ飲んでも、もう少し熟成させても楽しめる1本です。
ぶどう品種(品種名をクリックで各種品種の説明ページへ)
生産者ピヴァ家について

シャトー プショー ラルケ(ピヴァ家)- Chateau Pouchaud Larquey
シャトー デ セニャール ド ポミエ(ピヴァ家) - Chateau des Seigneurs de Pommyers
オーガニック歴:1984年から
ボルドー地方に2つのシャトーを所有しています。
北イタリアで代々ワイン造りに携わってきましたが、1924年にフランスボルドー地方・アントルドゥメールに移りました。1961年シャトープショーラルケ、1989年にシャトーセニャールドポミエを購入し、2つのブランドでワインを造っています。ずっとオーガニック農業を続けてきましたが、環境に敬意を払いお客様の健康に留意するため1984年に認証を取得しました。
標高や土壌の異なる2つのシャトーが生み出す味わいの魅力
2つのシャトーはそれほど離れてはいませんが、標高や土壌の違いから全く異なる味わいのワインとなります。ワイン造りにおいて特に大切にしていることは月の満ち欠けです。祖先の教えに従い、月の動きによりぶどうの剪定からワイン造りまでを行います。
数々の受賞歴があり、メダル受賞の多い農家の一つです。