ワイン好きの仲間とじっくり語り合う、本格的なワイン会に
グラスに注いだ瞬間から広がる圧倒的な香りに、思わずため息が漏れるスパークリングワインです。
ただ喉の渇きを潤すための泡ではなく、ワインそのものの複雑さや奥深さをじっくりと味わいたい時に最適。ワイン愛好家の仲間が集まる本格的なワイン会や、静かに自分と向き合いながら美酒に酔いしれたい夜にふさわしい、風格ある一本です。
味わい
ピノ・ノワールという黒ぶどうのみを使って白ワインのように仕立てる「ブラン・ド・ノワール」。
口にしたとき「これは凄い」と誰もが唸るほどの、アロマの豊かさと表現力の高さが最大の魅力です。グラスからは、スパークリングワインの枠に収まりきらないほどの、広がりと奥行きのある香りが溢れ出します。
口に含むと、キリッとした酸味が真っ直ぐに舌の上を走り、繊細でピチピチと弾ける細かな泡が心地よく広がります。その泡の中に感じる僅かな苦味がワインの骨格をしっかりと支え、喉を通った後にも、いつまでも長く続く美しい余韻に浸ることができます。
こんな料理と
骨格のしっかりした辛口で、黒ぶどう由来のふくよかさもあるため、旨味の強いお料理や、少し重ための前菜ともよく合います。
例えば
・豚肉のリエットやパテ・ド・カンパーニュ
・きのこのキッシュ
・熟成したコンテチーズ
・白身魚のバターソース(ムニエルなど)
・ローストチキン
お料理の脂分をきれいな酸と泡が洗い流し、口の中をリフレッシュしてくれます。
メイエー家クレマンの「真骨頂」
アルザス・ビオディナミの先駆者であるメイエー家。
彼らが造る数々の素晴らしいクレマンの中でも、この「ブラン・ド・ノワール」はまさに彼らの実力と情熱が結集した真骨頂と呼べるワインです。
黒ぶどう(ピノ・ノワール)を100%使用しながらも、果皮の色を抽出せずに果汁だけを搾るという非常に繊細な技術によって、白ワインのような透明感と黒ぶどうならではの力強さを見事に両立させています。
アルザス・ビオディナミの先駆者「メイエー家」
1969年から一切の化学合成農薬や肥料を使わず、月の満ち欠けや天体の動きなど自然のリズムを取り入れたビオディナミ農法を続けているユージェーヌ・メイエー家。
健全で生命力にあふれた土壌から育ったピノ・ノワールだからこそ、これほどまでに豊かで複雑なアロマを放つことができます。
自然と真摯に向き合う彼らの哲学が、このグラスの中に凝縮されています。
このワインについてさらにひと言
一般的なスパークリングワインはしっかり冷やして飲むことが多いですが、このワインは冷やしすぎず、8〜10度程度で飲むことで、その類まれなるアロマの広がりを存分に楽しむことができます。
チューリップ型のシャンパングラスや、やや大きめの白ワイングラスで飲むと、香りの複雑さをより一層体感できるのでおすすめです。
テイスティングコメント
~メイエー家クレマンの真骨頂~
口にしたとき「これは凄い」と思わずため息が出るようなクレマン。
スパークリングワインから香るアロマを特定するのは、スティルワインより難易度が上がるのでアロマが偏らないように特に注意する必要があります。しかし、このワインのアロマの豊かさ、表現力の高さには驚きました。
こんなに香り、こんなに広がりがあるスパークリング。
ピノノワール単体で仕込んでいるのに、広がるアロマの豊かさは類を見ません。口当たりも申し分なく、キリっとした酸味が真っ直ぐに舌の上を走り、泡はどれも細かく繊細。ピチピチと弾けていく泡から感じられる僅かな苦みがまた心地よく、このワインの骨格を感じさせます。
喉を通った後にも、いつまでも残る香りと後味。その長さに「まだ続くのか」と驚かずにはおれません。ひと口にどれ程の凝縮感があったのだろうかと振り返ってしまいます。
クレマンでありながらシャンパーニュに並ぶ質、そしてそれを超える可能性を秘めており、こ本質的な味を求めた完璧な作品。
ほどよいボリューム感とミネラルがあるので、ローストチキンなどのメインにも合います。
真のグルメにこそ、堪能していただきたい1本です。
ぶどう品種(品種名クリックで各種品種の説明ページへ)
生産者メイエー家について

ドメーヌ ユージェーヌ メイエー(メイエー家) - Domaine Eugene Meyer
オーガニック歴:1969年から(認証は1980年4月デメター・1991年ECOCERT)
メイエー家は、アルザス地方でも南寄りのベルクホルツ村にあります。少なくとも1620年より親から子へと代々引き継がれ続けてきた、歴史のあるワイン農家です。現在は13代目フランソワを中心に栽培から醸造までを行っています。
地形的にヴォージュ山脈とアルプス山脈に囲まれた盆地で、冬と夏の寒暖差に加え、年間降雨量も少ないため高品質のワインが生み出されます。
フランスビオディナミのパイオニア
メイエー家がオーガニックに転換したのは、 現当主フランソワさんの父、12代目のユージェーヌさんが農薬中毒によって視神経が麻痺するという深刻な状況に陥ったことに端を発します。 その時にホメオパシーで治癒したことにより、シュタイナーの考える農法、ビオディナミに出会い、1969年に転換することを決意しました。この農法を続けたことにより、メイエー家のぶどう畑はいきいきとしたエネルギーに満ちています。メイエー家はフランス国内でもビオディナミのパイオニア的存在で知られています。