五感が研ぎ澄まされるような、清涼な白
休日のランチの始まりや、少し背筋を伸ばして楽しみたいディナーの席に。
グラスに注いだ瞬間、プロヴァンスの涼やかな風が吹き抜けるような、 そんな爽やかで凛とした佇まいの白ワインです。
ヴァールの白が「太陽の恵みを感じる親しみやすさ」なら、 このコート ド プロヴァンスは「土地の清らかさを映したエレガンス」。
静かに、けれど力強く語りかけてくる、 ドメーヌ・パンシナの精神が宿る一本です。
味わい
透明感のある、淡い黄金色。 グレープフルーツやレモンのような柑橘の奥に、 濡れた石を思わせる、硬質なミネラルの香りが重なります。
口当たりは驚くほどピュア。 キリッとドライですが酸は穏やかです。
余韻に感じるわずかなほろ苦さが、 全体に深みと高級感を与えている、非常に洗練された辛口です。
こんな料理と
ワインの持つ綺麗な酸とミネラル感に合わせて、 素材の鮮度を活かしたお料理とのペアリングがおすすめです。 例えば
- 白身魚のカルパッチョ(レモンと岩塩で)
- 蒸しエビ
- ハーブを添えたヤギのチーズ(シェーブル)
- 春野菜の天ぷら
- アスパラガスのリゾット
- 焼き鳥(塩で!)
- 繊細な和食、特にお出汁の効いたお料理とも喧嘩することなく、互いを引き立て合います
コートドプロヴァンス 白に合う料理
類まれな透明感
コート ド プロヴァンスの中でも、特にこの場所は サント・ヴィクトワール山のふもとに位置します。
南仏の強い日差しを受けながらも、 夜には山から冷たい空気が降りてくるため、 ぶどうに綺麗な酸とアロマが蓄えられます。
この「寒暖差」こそが、透明感の秘密です。
フランス革命の頃から続く、純潔な大地
生産者のアラン ド ウェルさんは、 1790年から続くこの土地の歴史と自然を、何よりも大切にしています。
特筆すべきは、農家としての長い歴史の中で 一度も農薬や化学肥料が使われたことがないということ。
「人間が余計なことをしなければ、土壌は自らバランスを取る」 アランさんのその言葉通り、このワインには 手付かずの自然だけが持つ、濁りのないエネルギーが満ちています。
このワインについてさらにひと言
プロヴァンスといえばロゼが有名で、白や赤は影に隠れがちですが、 実はこの「白」こそ、ドメーヌのポテンシャルを静かに、かつ贅沢に感じさせてくれる存在かもしれません。
派手さで誤魔化さない、素顔の美しさ。
一口ごとに心が洗われるような、 オーガニックワインの真髄をぜひ体感してください。
テイスティングコメント
~優しいボディと晴れやかな味わいが印象的~
グラスに注いだ瞬間にまるで南仏にいるような気分になる香りが漂います。
瑞々しいパイン、梨、桃やマスカットなどの果物の香りから、レモンを切った時のような清涼感、ほんのり漂うアカシアなどの白い花の優しい香り。その中に見え隠れする濡れた石の様なミネラル感が涼しさを感じさせます。
味わいはきりりと辛口で、酸味は穏やかですが、レモンの皮のような心地よい苦味がワインに骨格を与え、表現力の高さを感じます。
ドライな印象ながら飲み口はなめらかで、美味しさが続きます。鼻から抜ける香りにも、やさしいアカシアやパイン、桃の香りがありとても綺麗な印象です。
全体のバランスが良く、白ワインがお好きな方にはぜひおすすめしたい1本です。
8℃前後に冷やしていただくと、アロマと味わいのバランスを一層楽しめます。
軽快な飲み口は食前酒にもおすすめです。
ぶどう品種(品種名のクリックで各種品種の説明ページへ)
生産者ド ウェル家について

ドメーヌ パンシナ(ド ウェル家)- Domaine Pinchinat
オーガニック歴:有史以来(認証取得は1990年)
南フランスプロヴァンス地方、セザンヌが好んで何度も描いたサントヴィクトワール山麓のプリエール村にあります。降雨量の少ない地中海性気候のため湿度が低く乾燥しており、紀元前からワイン産地として有名な場所です。
農家としての歴史は1789年のフランス革命にまで遡ります。ドウェル家の畑は有史以来一度も農薬や化学肥料を使用したことがありません。敷地内から出土したギリシア時代のヴィーナス像や醸造用の壺をワインラベルのモチーフにするなど、代々守ってきた物を大事にしながら新しい感覚も取り入れています。
日中の熱でぶどうが痛まないように収穫は午前3時から8時に行うなど、繊細で上品なワインを造ることを心がけているドウェル家のワインは、オーガニックワインの入り口に特にふさわしいワインです。