週末のランチをちょっと格上げ。黄金色の「正統派」
よく晴れた土曜日の昼下がり。 少し早めに準備を整えたランチテーブルに、きりっと冷えたこのシャルドネを。
グラスに注ぐと、陽の光を透かしたような輝きのある麦わらの黄金色。 ふわりと広がるのは、桃やパイン、アプリコットなどのフルーティな香り。
一口飲めば、そのまろやかな酸味としっかりとしたボディに心躍ります。
「やっぱり、良い白ワインは裏切らない」 そんな確信をくれる、ムザラーニョ家の自信作です。
味わい
外観は、透明感のある美しい黄金色。 香りは、桃、パイン、アプリコット、アカシア、グレープフルーツ、梨などの香りに加えて、杏仁豆腐のニュアンスも感じます。
口に含むと、まず感じるのはまろやかで心地よい酸。 そこにベネトの粘土質土壌がもたらす、骨格とミネラル感が加わります。
派手な樽の香りはつけず、ぶどう本来のポテンシャルを最大限に引き出したスタイル。 余計なものが一切混じっていない、オーガニックらしい清らかな余韻が長く続きます。
こんな料理と
素材の味を活かした、シンプルで上質な一皿と最高の相性を見せてくれます。 例えば
-
アクアパッツァや白身魚のグリル
-
ボンゴレビアンコ(あさりのパスタ)
-
春野菜のテリーヌや、アスパラガスのソテー
-
鶏肉のクリーム煮
-
和食なら、塩でいただく天ぷらや白身のお刺身
お料理の繊細な旨味を邪魔することなく、そっと寄り添い、味わいを引き立ててくれます。
世界が愛する品種を、この地ならではの表情で
シャルドネは世界中で栽培されていますが、ムザラーニョ家が拠点を置くイタリア・ベネト州「リゾン・プラマッジョーレ地区」の土壌は、この品種に独特の「丸み」と「密度」を与えます。
粘土質の土壌が水分と栄養を蓄え、ぶどうに凝縮感をもたらすのです。 「どこにでもあるシャルドネ」ではない、この土地の呼吸を感じる一杯です。
1999年から続く、オーガニックの探求
造り手のムザラーニョ家は、1999年から本格的にオーガニック栽培へと舵を切りました。
白ぶどうは赤ぶどう以上に、畑の健康状態がストレートに味に出るもの。 彼らは25年以上にわたり、一度も化学肥料を使わずに土壌を育んできました。
「良いワインは、良い土壌からしか生まれない」 その信念を最もピュアな形で証明しているのが、このシャルドネかもしれません。
このワインについてさらにひと言
「オーガニックワインって、何が違うの?」 そう聞かれたら、ぜひこのシャルドネを飲んでみてほしい。そう思います。
一口飲んだ瞬間にわかる、澄み切った味わい。 何杯飲んでも疲れない、身体にすっと馴染む感覚。
スタンダードだからこそ、その「質の高さ」がはっきりと伝わります。 あなたのワインライフに、ぜひ常備しておいていただきたい一本です。
テイスティングコメント
~瑞々しい果実のアロマが豊富なシャルドネ~
シャルドネは醸造される地域や造り方で、味わいの印象が変わりやすい品種のひとつです。
このヴェネトのシャルドネには、瑞々しくフルーティなアロマがたくさん詰まっています。
グラスに注いだ瞬間に桃、パイン、アプリコット、アカシア、グレープフルーツ、梨などの香りに加えて、杏仁豆腐のニュアンスも感じます。どの香りもしっかりと認識できるほどにフレッシュで分かりやすいアロマ達です。
口に含むと、とてもまろやかで心地良い酸味を感じます。酸味に加えてバランス良い甘味ととろみ(粘性)があるためしっかりとしたボディに仕上がっており、長い余韻を楽しむことができます。
口中では最初に感じた果物のアロマが再び香り、その後にレモンの皮や別のアロマも加わってより複雑さを増してゆきます。
他の地域のシャルドネと飲み比べて、それぞれの美味しいポイントを見つけたくなる1本です。
ぶどう品種(品種名をクリックで各種品種の説明ページへ)
生産者ムザラーニョ家について

テッラ ムーザ(ムザラーニョ家)- Terra Musa
オーガニック歴:1999年から
イタリア・ヴェネト州東部のプラマッジョーレにあります。
自分自身のぶどう畑で育てたぶどうからできるワインを造るワイナリーを建設するという夢を実現し1972年に設立しました。当初20haからスタートした畑は30haまで広がりました。
この地は湿気が多く、オーガニックでぶどうを栽培するのは難しい土地です。しかし環境に優しい農法を行うことに決め1999年にオーガニック転換しました。
「オーガニックワインを飲むこと、オーガニックワインを造ること、それはライフスタイルである」とオーガニックワインを造る選択をしたことを誇りに思っています。収穫のたびにより良いものを生み出したいと挑戦し続けています。
湿度の高い土地でオーガニックを貫く姿勢が、透明感ある味わいを生み出しています。