メンドーサ家
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メンドーサ家のワイナリーは、スペイン北部のリオハ・アルタ地方のサン・ビセンテ・デ・ラ・ソンシエラにあります。
この地域はシエラ・カンタブリア山脈が雨や風から畑を守り、エルバ川がぶどう栽培に必要な水分や栄養を運んでくれます。
リオハについてもっと詳しくはマヴィ代表ブログを参照ください。
リオハワインに見る大メーカー寡占と小さな銘醸村の共存──HaroからSan Vicenteへ
メンドーサ家の畑は合計35ヘクタール。北と南にある畑は標高がおよそ600メートルと高く、昼夜の寒暖差がしっかりとあるため、果実味と酸のバランスが取れたぶどうが育ちます。
平均樹齢は約45年で、中には樹齢が100年を超す古樹もあります。
ぶどう畑は数十もの区画に分かれて、一部は県境を越えたリオハ アラベッサのバスティーダ村にかけて点在しており、それぞれ性格の異なる土壌、ミクロクリマの違いがモザイクのように混じり合います。ただ総じて痩せた石灰質粘土で石が多く、ぶどうの根が深くまで伸び、水分や養分をしっかり吸収します。その結果、畑ごとに個性ある小粒で凝縮感のある高品質なぶどうが実ります。
メンドーサ家のルーツは100年以上前に遡り、城壁内の小さな洞窟で家族や友人のためにワインを造っていたのが始まりです。
1994年、当主のアントニオが17世紀の古い蒸留所を修復し、本格的なワイナリーとしての歩みを始めました。
2001年には新しい設備を追加し、リオハの伝統様式である岩盤カーヴをあわせ持つ今の醸造所になりました。
2000年に森に囲まれたアルト・デ・ミンディアルテの区画で初めてオーガニック認証を取得。その後、少しずつ残りの畑をオーガニック農法へ転換し、現在は100%がオーガニック認証を取得しています。
メンドーサ家の理念は、大地と人々への「ケア」を中心に置くこと。
オーガニック農業は単なる理念ではなく、生き方そのものとし、代々受け継いできた土地への愛を大切にし、未来の世代により良い地球を残していくための革命だと考えています。
化学合成の除草剤や農薬は一切使わず、自然由来の方法で病害虫を防除。森にはイノシシや鹿などが生息しており、野生動物の生態系を壊さないよう生物多様性も大切にしながら、持続可能なワイン造りを目指しています。
そのほかにもワイン造りにおいて以下のこだわりを持っています。
また、ワインツーリズムにも力を入れており、ワイナリーのすぐ横にガーデンを作りました。ラベンダーやローズマリーなどのハーブのほか、代表的な白ワイン用の品種(リースリング、ビウラ、マルヴァジャ、ゲヴェルツトラミネールなど)も植えています。
石が多く水はけの良い石灰質粘土質の土壌。痩せた土地のためぶどうは少量ながら高い品質を誇ります。根は地中深くまで伸び、ミネラル分をたっぷりと吸収します。
芽かきなどの丁寧な畑仕事を通して樹勢やぶどうの房数を調整します。またぶどうの収穫は全て手摘み。10年以上同じスタッフが選果を担当し、畑での一次選果と醸造所での果粒単位の二次選果を行います。
赤ワインはフレンチオークと、アメリカンオークの新樽でマロラクティック発酵を行います。これにより、ワインの構造や口当たりに滑らかさが加わり、タンニンの粗さや強さが和らぎます。
熟成は岩盤を掘り抜いた1,600㎡のカーヴで行われます。天然の岩肌に囲まれた空間は、年間を通して温度・湿度が一定に保たれ、ワインがゆっくりと落ち着いて熟成します。樽は単層で並べられ、一本一本の状態を丁寧に管理しています。
リオハについてもっと詳しくはマヴィ代表ブログを参照ください。
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オーナーのアントニオさんは84歳とは思えないほどエネルギッシュで、畑を愛車の四駆ポルシェで走り回ります。ワインへの情熱は衰えることなく、私が訪問する3日前までボルドーのワイナリー巡りをしていたほど。
ディレクターのマリアさんと醸造担当のマルタさんは姉妹で、ワイナリー運営の中心を担っています。特にマルタさんは「納得できないワインは出さない」という職人気質で、品質への妥協は一切ありません。
営業担当のエステラさんやカーヴ管理担当のエウラリアさんも含め、女性4人のチームはまるで家族のように仲良く、素晴らしい輪を作っていました。
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