味わい
~エレガントで清涼感のある味わい~
グラスに注ぐと、雑味のない清々しいレモンの皮や金柑のような柑橘系の香りがふわっと立ち上がります。冷えていても、完熟したぶどうから生まれる、程よい力加減のアロマを感じます。
温度が上がるにつれて柑橘系の香りが落ち着いてきますが、熟したリンゴの香りやまろやかな蜜のような香りに代わり、安定した香りの立ち方です。
飲み込むとわずかな香ばしさの後に柑橘系の香りが鼻から抜けていきます。酸は穏やかで糖は控えめで苦味も他の味の要素と綺麗にバランスが取れており、また辛口ワインなのにとろみがあることもあり舌触りは滑らかでエレガント。
グラスに注いでからも香りと味わいが安定しているため、ゆっくりお食事を楽しみたいときにもおすすめです。
ワインに合う料理
豚肉、鶏肉、生野菜や温野菜、白カビチーズ、フルーツ
ぶどう品種(品種名のクリックで各品種の説明ページへ)
生産者マニョーニ家について

ファットリア マニョーニ グイチャルディーニ(マニョーニ家)- Fattoria Majnoni Guicciardini
オーガニック歴:2000年から(認証取得は2007年)
大都市フィレンツェと世界遺産シエナの中間にあるヴィコ デルサにあります。この地区の典型的な地質構成である白と灰色の粘土質が重なった地質と、古代には海の底であったことに由来する赤みがかった黄砂岩の帯からなる多重構造になっています。
粘土質が主の土壌で育ったぶどうからは、ワインに複雑さやしっかりとした骨格がもたらされ、砂岩が主の土壌で育ったぶどうからは、軽やかで香り豊かなワインになります。
マニョーニ家は1870年にこの土地を購入し、代々受け継がれてきました。自分のワインをどう示せばよいかを追求した結果、オーガニックに辿り着きました。オーガニック農業を実践することにより、何世紀も前からこの地で働いてきた人々との繋がりを感じ、工業的な製法に依存せず、従業員やお客様ともより良い関係を持つことができると感じています。
当主のピエトロが理想とするワインは、エレガントで骨格がしっかりとしていて、重すぎず親しみやすいワインです。
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マヴィ代表田村安のブログより
「スパレットを開けた。トスカーナのマニョーニさんの作品で、オーク樽で仕込んだシャルドネと、タンクで仕込んだマルヴァジア ビアンカをブレンドした白ワイン。それぞれの品種の味も香りもいいところ取りした感がある。厚みがあり、油脂との相性がよく、酸味はまろやかだから、海産物ではなく肉におすすめだ…」
スパレット ビアンコ|ブルゴーニュとは一味違うトスカーナの樽仕込みシャルドネ