スペイン・バレンシアで造られたやや重口の赤ワイン。 華やかな果実香にラベンダーやミネラルが絡み合う複雑な香り。 豊かな果実味と、樽由来のバニラの風味、ミネラル感がバランスよく調和し、飲みごたえのある1本です。 ラベルに描かれたかたつむりはシンプルかつスタイリッシュで贈り物にもおすすめ。牛肉料理やハードタイプのチーズ、またソーセージに合わせるのがおすすめです。
味わい
輝きのある濃いルビー色。
赤や黒のベリー系果実やイチジクの凝縮した果実香に、ラベンダーやミネラルが混ざる複雑な香り。
味わいにも豊かな果実味と樽から来るヴァニラ、さらにミネラル感。余韻には柔らかな渋味。
完熟したボバルの魅力
メインとなるボバルは、他の品種よりも1ヶ月遅い10月中旬頃に収穫し、より完熟したぶどうの実を使います。
厳しい天候にも耐え、収穫量も多いボバルは、元々は地元向けの安いバルクワイン用の品種として使われていましたが、完熟した実から素晴らしい品質のワインが造られるということで近年注目を浴び始めています。
しかし、ボバルには実の成熟が一度に進まないという特徴があります。つまりぶどうの完熟を待てば待つほど、収穫できる量は減ってしまうのです。
通常であればボバルは1本の木から8kg程度のぶどうが収穫できますが、コティーノ家では1本の木からワインに使われるぶどうはたった2.5kg。厳しい剪定と、完熟した実だけを使うことによってワインの品質を高めています。
1歩1歩進んでいくかたつむり
「ソロ 赤」は、コティーノ家が2003年に最初に造ったワインです。当時はこのワインしかなかったためソロという名前が付けられました。
ラベルに描かれるかたつむりには、1歩1歩ゆっくりと進むかたつむりのように忍耐強くワイン造りを続けていくという思いが込められています。
ワインに合う料理
赤身の肉料理やハードタイプのチーズ、ソーセージなど
ぶどう品種(品種名のクリックで各品種の説明ページへ)
生産者コティーノ家について

アランレオン(コティーノ家)- Aranleon
モンテサンコ(コティーノ家)- Montesanco
オーガニック歴:2003年から
コティーノ家はスペイン バレンシア北西部のウティエル・レケーナに2つのワイナリーを持っています。
ひとつは1972年に建てられた村唯一のワイナリー、もうひとつは1752年創立の歴史的建造物です。両施設とも昔からあるものを再利用してぶどうの魅力を十分に引き出せるような設計に改装しました。テロワールを最大限に引き出したワインを造るため、2003年にオーガニックに転換しました。昔ながらの土着品種を大切にし、それぞれの個性が引き立つワイン造りを目指しています。リーズナブルなBlesシリーズ、リッチなSoloシリーズ、最高級のMONシリーズとラインナップが豊富です。未だ知られていない産地の魅力をぜひ発見してみてください。
より多くの人が楽しめるワインを目指して
コティーノ家の全てのワインラベルには点字が採用されています。(スペイン語ですがアルファベットの点字表記は日本でもスペインでも共通です)
またワインを清澄する際に動物性のたんぱく質を使用しないため、ヴィーガンの方も楽しむことができます。ラベルにもヴィーガンフレンドリーのマークが記載されています。
様々な観点からより多くの人が楽しめる工夫がされたコティーノ家のワイン。
コストパフォーマンスの高いデイリーワインから、樹齢100年のぶどうを使った特別なワインまで、バラエティ豊かなシリーズをお楽しみください。