秋のおすすめワイン


実りの秋。きのこや栗、秋刀魚などの魅力的な食材が旬を迎え、ついついワインが進んでしまう季節がやってきました。

過ごしやすい気温になり、食事もワインもたっぷり楽しみたい食欲の季節にぴったりのワインをおすすめの食材別にご紹介いたします。

ぜひ秋の味覚とオーガニックワインのマリアージュをお楽しみください。

 

きのこ料理におすすめのワイン

■ポルトゥギーザー 赤

マヴィの癒し系赤ワインといえばこちらのワイン。個人的には「赤ずきんちゃんがおばあさんのお見舞いに持参したワイン」はこんな味わいなんじゃないかなと想像している1本です。ほっとするような柔らかな口当たりや、可愛らしい果実味のフルーティな味わいが楽しめますよ。軽やかですが、ハーブやどこか土を思わせる複雑なニュアンスがあり、じわじわと後を引くような滋味深さが、きのことの相性抜群。

キノコのホイル蒸しや、イェーガーシュニッツェル(狩人風=きのこソースのカツレツ)などにおすすめです。

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カボチャ料理におすすめのワイン

■ボジョレー2024(熟成版)

秋の食材におすすめナンバーワンといっても過言ではない!と思うのは、やっぱりボジョレーのワインです。
繊細で軽やかな飲み口や、じんわりしみこむような果実味が、根菜やカボチャなどのほくほくした食感や甘みにマッチ。もちろん秋を代表する味覚きのこにもおすすめです。

おすすめはカボチャの素焼きや、ナッツ・ドライフルーツをたっぷり入れたカボチャのサラダ。カボチャそのものとも相性抜群ですが、ナッツの香ばしさやドライフルーツの甘さが加わることでよりワインに寄り添います

私はボジョレーヌーヴォー解禁日にはかならず1品カボチャ料理を入れます!2023年はカボチャサラダ、2024年はカボチャのアッシパルマンティエを合わせました。ぜひ一度お試しください。

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栗料理におすすめのワイン

■ペネデス マルヴァジア 白

秋の味覚をちょっとリッチなワインと楽しみたいときは、こちらのマルヴァジアはいかがでしょうか。一般的な白ワインを想像して飲むと、びっくりしてしまうかもしれません。白ワインの「清涼感」というイメージは一旦横に置いておきましょう(笑)

グラスに注いだ瞬間に感じる濃い熟成香熟成した蜂蜜や、藁、白麹など白ワインではなかなか感じることのない香りに引き込まれます。樽熟のナッツやバターのイメージともまた一味違った複雑な香りです。
ワインの複雑で芳醇な風味が、栗のほくほく感やほのかな渋みとマッチします。

赤ワインに匹敵するようなボリューム感なので、お肉料理に合わせるのがおすすめ。

栗と鶏肉のグラタンや、栗と豚肉の甘辛い煮物などにいかがでしょうか。

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秋刀魚におすすめのワイン

■シャランテ 白

今年は秋刀魚が豊漁という嬉しいニュースが!私も既に5回は秋刀魚料理を楽しみました。
定番の塩焼きにおすすめなのがキレのある白ワイン「シャランテ」。こちらのワインはコニャックの原料にもなるワインで、しっかりした酸味が特徴です。

こちらのワイン、マヴィでは一時期「超辛口好きの方以外にはおすすめしません」と注意書きがあったほど(笑)。10年ほど前までは酸味の強いワインはあまり好まれない傾向がありましたが、近年はすっきりとしたお酒が好まれるようになり、シャランテやガスコーニュなどのキリリとした味わいの白ワインを手に取る方も増えました。

そんなシャランテが合うのは、お刺身をはじめとする魚料理。酸味がきりっと魚の脂や生臭さを断ち切ってくれます。大根おろしをのせた秋刀魚の塩焼きを一口、そこによく冷えたシャランテを一口…。ちょっぴり渋い絵面ですが、間違いのない組み合わせです。

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■ガスコーニュ ピノノワール 赤

白身魚に比べると濃厚な味わいが楽しめる秋刀魚は、お料理によっては赤ワインもおすすめです。とくに秋刀魚の蒲焼におすすめなのがこちらのピノノワール。フレッシュな酸味やほんのりとしたタンニンが、蒲焼の甘辛い風味や秋刀魚の脂と相性抜群です。

ブルゴーニュやアルザスに比べて、リーズナブルにピノノワールが楽しめるのも嬉しい1本。

和食の味付けによく合うので、秋刀魚の蒲焼のほかにも根菜たっぷりの筑前煮にもおすすめです。

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