味わい
~古き良きボルドー~
グラスに注ぐと落ち着いた色合い、カシスや干しぶどう、プルーンなどの代表的な赤い果実の香り。湿った大地の香りには少し紅茶のニュアンスがあり、熟成の落ち着いた香りと果実香がバランス良く混ざり、とても上品です。
口に含むと、瑞々しい味わいに驚かされます。ボルドーの赤ワインと聞くと、つい「力強さ」を連想してしまいますが、良い意味で期待を裏切られます。落ち着いた酸があり、後から追いかけてくるタンニンはしっかりしているものの、柔らかくてまろやかです。上質で風格のあるボルドーの赤ワインらしさを感じます。
余韻には若干のヒノキの香りが加わります。まるで城の地下室の空気までもが瓶の中に詰まっているようです。流行している果実味たっぷりで樽香が強めのボルドーワインと違い、周りに流されず昔からの造り方で守ってきた伝統的な味わいが魅力的です。
「本来のボルドーワイン」を体感できる逸品です。
若いうちはチーズや白身のお肉、熟成が進んだものはジビエなどにも合わせられます。
ワインに合う料理
ワインが若いうちは白身のお肉と合わせてワインの香りをお楽しみください。ローストやジビエには熟成が進んだものを合わせください。すき焼き、豚の角煮、牡丹鍋。チーズは何でも。
ぶどう品種(品種名のクリックで各品種の説明ページへ)
生産者ピヴァ家について

シャトー プショー ラルケ(ピヴァ家)- Chateau Pouchaud Larquey
シャトー デ セニャール ド ポミエ(ピヴァ家) - Chateau des Seigneurs de Pommyers
オーガニック歴:1984年から
ボルドー地方に2つのシャトーを所有しています。
北イタリアで代々ワイン造りに携わってきましたが、1924年にフランスボルドー地方・アントルドゥメールに移りました。1961年シャトープショーラルケ、1989年にシャトーセニャールドポミエを購入し、2つのブランドでワインを造っています。ずっとオーガニック農業を続けてきましたが、環境に敬意を払いお客様の健康に留意するため1984年に認証を取得しました。
標高や土壌の異なる2つのシャトーが生み出す味わいの魅力
2つのシャトーはそれほど離れてはいませんが、標高や土壌の違いから全く異なる味わいのワインとなります。ワイン造りにおいて特に大切にしていることは月の満ち欠けです。祖先の教えに従い、月の動きによりぶどうの剪定からワイン造りまでを行います。
数々の受賞歴があり、メダル受賞の多い農家の一つです。