味わい
~ペルチエ家の代表作、ニュイサンジョルジュ~
「そうだ、この香りだ!」ワインをグラスに注いだ瞬間に感じました。
収穫時期の醸造所に満ちる、搾りたてのぶどうのどこか瑞々しくて凝縮感のある甘酸っぱい香り。それから香る、バラ、カシス、ベリー。どれも目を閉じればまるで鼻のすぐ先にあるのではないかと思ってしまう程のリアルさ。
口に含むと、他のワインとは比べものにならないくらい瑞々しく、何の抵抗も感じずにスルっと入ってくる軽やかさ。それでいて、丁寧でゆっくりとあらわれるワインの骨格は力強く、調和のとれた収斂性がワインの魅力を引き立てます。
後味では最初に酸味が落ち着いていき、わずかな甘みと程よい苦味が舌の上に残ります。そしてこれでもかと口いっぱいのアロマが余韻に続きます。後味も芯があり、まるで姿が見えるかのように長く続き、ワインの残影をつい追いかけたくなってしまうほど。
ただワインとして美味しいだけでなく、「これほど上質で素直なピノノワールを味わうことができた」という満足感が伴います。
ゆっくりと時間をかけて味わっていただきたい、まさにペルチエ家の代表作品です。
ワインに合う料理
強めの肉、テリーヌ、パテ、臓物のローストやソテー、ローストポーク、ソースを使った豚肉料理、ゆっくりローストした羊、炭火焼きした子牛などの柔らかい肉、赤ワインソース、強いチーズ
ぶどう品種(品種名のクリックで各品種の説明ページへ)
生産者ペルチエ家について

シャトー ド プレモー(ペルチエ家)- Chateau de Prémeaux
オーガニック歴:1999年から
ブルゴーニュ地方・コートドニュイの南寄りのニュイサンジョルジュ村にあります。1920年にシャトーを購入し、親から子へと引き継がれてきたワイン農家です。現在は5代目アルノーが中心となりぶどう栽培と醸造を行っています。一部の畑は昔からオーガニックでしたが2012年に全ての畑を転換しました。大地を汚染することにつながらない方法で栽培を行っている土地、体に良いものを飲んで食べるということを子供達に伝えていけることが誇りになっています。ペルチエ家のワインのほとんどはフランス個人顧客向けであり、フランス国内でも入手困難なワインです。区画ごとに厳密に分けて醸造することで、大切にしているテロワール(土壌)を引き出しています。