The Piva family
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ボルドー地方はフランス西部に位置し、世界的に有名なワイン産地として知られています。海に近い比較的低い場所ですが、温暖な海洋性気候と、水捌けの良い土壌、南西に広がるランド地方の松林が大西洋の海風を遮ってくれるおかげで、ぶどう栽培が可能です。
ボルドーワインの大きな特徴は、ワイン造りの際に複数のぶどう品種をブレンドすることです。赤ワインはカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランなど、白ワインはセミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ムスカデルなどの品種から造られます。
またボルドーは「シャトー・マルゴー」「シャトー・ラトゥール」「シャトー・ムートン・ロートシルト」などの著名なシャトーが手掛ける、希少で高価なワインも有名です。
数多くのシャトーがあるボルドーでは、特別で高級なワインから手頃に楽しめるワインまで、好みに合ったワインを幅広く探すことができるのも魅力の一つです。
ピヴァ家のある「アントル ドゥ メール」は、仏語で「2つの海の間」という意味です。
ガロンヌ川とドルドーニュ川の2本の大河に囲まれる地区のため、川を海に見立てて名付けられました。ここは太古は海の底で、沖積堆積物が作った粘土珪土質土壌はカルシウムが豊富、あちこちで牡蠣殻の化石が作った地層が露呈しています。ここからミネラル感のあるワインが生まれます。
ボルドーといえば赤ワインが主に造られていますが、この地区では魚介類に合うような、きりりとして爽やかな良質な白ワインも多数生産されています。アントルドゥメールでワインを造るピヴァ家は、シャトープショーラルケと、シャト-デセニャールドポミエの2つのシャトーを持っており、プショー ラルケは丘の上の方、セニャールはそこから車で5分ほど離れたやや麓の方にあります。
土壌は、プショー ラルケがカベルネ ソーヴィニョン向きで、セニャールはメルロー向きでサンテミリオンやポムロールに似た傾向があります。比較すると、プショー ラルケの方が力強く、セニャールの方が柔らかな飲み口です。
オーガニック歴:認証は1984年から
ピヴァ家は、イタリアのピエモンテから、1924年にアントルドゥメールの土地に移り住み、小作農家として働き始めました。そして1961年シャトープショーラルケを購入し、1989年には歴史的建築物として登録されているシャトー セニャール ド ポミエも購入しました。
新たに購入したシャトーは、11世紀の時代のもので、チャペルや塔、鳩舎などが敷地内に備わっています。
ピヴァ家では昔ながらの「自然の肥料を土に与える」方法で土作りをしています。
また醸造の上で非常に大切にしているのが「月」です。これも先祖代々から伝わる方法で、作業は全て月の動きにしたがって進めていきます。
瓶詰め作業も月の運行にしたがうため、よそには頼まず自分たちで行っています。ここという瓶詰めのタイミングを逃さないためと、オーガニックではないワインに使われたよその機械で瓶詰めされるのを避けるためです。
ピヴァ家は、ずっとオーガニック農業を続けてきましたが、1984年公式に認証を取得しました。
・白ぶどう:ソーヴィニヨンブラン、ミュスカデル、セミヨン、ソーヴィニヨングリ
・黒ぶどう:メルロー、カベルネフラン、カベルネソーヴィニヨン
粘土珪土質で、深層部は粘土質。畑は南、あるいは南西に向いており、日当たりに非常に恵まれています。
2つのシャトーの畑を持ち、プショーラルケは丘の上の方、セニャールはそこから車で5分ほど離れたやや下の方にあります。土壌は、プショーラルケがカベルネソーヴィニョン向き、セニャールはメルロー向きでサンテミリオンやポムロールに似た傾向があります。
・収穫は機械中心。クレマン用のぶどうのみ手摘みで収穫。
・赤ワイン
樽は使用しない。ぶどうの種まで完熟してから収穫するため、樽を使わなくてもふくよかな赤ワインに仕上がる。
「チャレンジミレジムビオ」は毎年南仏で開催される世界最大のオーガニックワイン展示会「ミレジムビオ」で優れたワインを選出する賞です。
「アキテーヌ・ボルドーワインコンクール」はジロンドの農業会議所が開催し、歴史あるコンクールです。
※実際の在庫は受賞時とヴィンテージが異なる場合がございます。
私たちは先々代がぶどう栽培を始めてからずっとオーガニック農業を続けてきましたが、1984年公式に認証を取ることに決めました。環境に敬意を払い、皆さまの健康に気を配りたいと考えています。
私たちの手掛ける赤ワインは、樽を使いません。種まで完熟するまで待ってから収穫するため、樽を使わなくてもふくよかな味わいになるのです。とてもフルーティで熟成したタンニンを感じていただけると思います。とても良い熟成をしていますので、ぜひお楽しみください。
ボルドーには美味しいものがたくさんあります。ぜひボルドーへお越しの際は数々のお料理を私たちのワインと一緒にお楽しみください。