ブルゴーニュ味わい早見表
フランス二大銘醸地のひとつブルゴーニュ。ブルゴーニュは丘陵に走る断層により、畑の地層が細かく分断され、非常に複雑な構造となり、ブルゴーニュでは小さな区画の畑ごとに含まれるミネラルがそれぞれ異なっています。このことによって生まれる多様な味わいが、ブルゴーニュワインの大きな魅力のひとつになっているのです。
マヴィではブルゴーニュの中でも最高のワインが生まれるとされるコートドールの北と南、ニュイ地区のペルチエさんとボーヌ地区のシャペルさんのワインを取り扱っています。
ここではブルゴーニュワインの繊細な味わいの違いを、分かりやすくチャート式でご紹介します。
ブルゴーニュ赤ワイン味わい早見表
- フルボディ…タンニンが豊富で飲みごたえがある重口の印象。
- ライトボディ…タンニンは控えめか繊細で、綺麗で上品な印象。
- 複雑味…香りや味わいに様々な要素がありじっくりと楽しみたくなる味わい。
- ストレート感…香りや味わいの要素がわかりやすくシンプルに楽しめる味わい。
ブルゴーニュ白ワイン味わい早見表
- ミディアムボディ…たっぷりとした果実味やコクを感じ飲みごたえがある。
- ライトボディ…軽やかな飲み口や酸味から綺麗で洗練されたな印象。
- 複雑味…香りや味わいに様々な要素がありじっくりと楽しみたくなる味わい。
- ストレート感…香りや味わいの要素がわかりやすくシンプルに楽しめる味わい。
おすすめPick UP!
ブルゴーニュ ヴィエイユ ヴィーニュ 赤
「飲むというより食べる」重厚感のあるグルメなブルゴーニュ
「ヴィエイユ ヴィーニュ」は樹齢60年以上の古樹のぶどうから造られているワインです。樹齢を重ねたぶどうは果皮が自然と厚くなり、このヴィエイユヴィーニュも果皮から出たエキスがワインに深みとコクを与えています。
ピノノワールらしい赤い果実やカシスの香りが立ち上がり、口に含んだときの印象はスパイシーで辛口。収斂性もあり強い印象ですが、タンニンは多すぎずエレガントです。そのうちに口の中で味わいが奥深く広がっていき、落ち着いた後に感じるほのかな甘み。テクスチャーの変化が楽しく、つい杯を重ねてしまいます。
今飲んでも、2-3年経ってから飲んでも、魅力を感じられるおすすめの1本です。
サントネー 白
シャペル家の真骨頂「洗練」を感じるサントネー
シャペル家のワインはどれも、ボワソーさんが「ワインの教科書に載せたいお手本のようなワイン」と評するほど、赤ワインも白ワインも洗練された造りです。
その中でもこのサントネーは、まさにブルゴーニュの白ワインのお手本のような味わい。10ヶ月もの樽熟成を経ているため、グラスに注いだ瞬間に樽を感じさせるアーモンドやナッツ、バターのニュアンスの香りが広がります。ヨーグルトなどの乳製品を思わせる香りと、グレープフルーツなどの柑橘類の香り。バランスが良く、苦みや収斂性がほとんどないため、ワインの純粋な美味しさそのものを楽しめます。
ミネラルを感じさせながらもさらりとした余韻が、つい次の一口を誘う1本です。