いつもの夕食にそっと寄り添う上質な赤
丁寧に作った肉じゃがや焼き鳥、お出汁の利いた煮物を並べて、家族でテーブルを囲む温かな夕食。
グラスに注ぐと、野苺のような愛らしい香りと上品なハーブのニュアンスがふんわりと立ち上ります。
渋みが穏やかで絹のようになめらかなこの赤ワインは、和食の繊細な美味しさを優しく引き立て、一日の終わりに心から満たされる贅沢な時間を演出してくれます。
味わい
やや淡めのルビー色。フランボワーズや野苺などのチャーミングな果実香に、タイムやオレガノなどのハーブ、香ばしい木の実のアロマが重なります。さらに、クローヴやカンゾウといった甘やかでスパイシーな樽のニュアンスや、わずかに土っぽい複雑味も感じられます。
口に含むと愛らしい果実味がいっぱいに広がり、上品できれいな酸味が綺麗に寄り添います。渋味はワインの中に完全に溶け込んでおり、ごくかすかに舌を撫でるように柔らか。フルーティで非常に軽い飲み口でありながら、絹のように滑らかで上質な旨味がじわじわと広がり、心地よい余韻が長く続きます。
こんな料理と
渋みがとても穏やかで酸味が綺麗なこの赤ワインは、素材の味を活かしたお惣菜や、出汁の効いた優しい味わいの和食と素晴らしい相性を見せます。
例えば
・肉じゃがや、砂肝の味噌煮
・キノコのホイル蒸し(すだちを添えて)
・鶏やブリの照り焼き
・生ハムやハムのグリル
・カボチャのクリームグラタン
お料理の程よい塩気やコクのある甘みを、ワインの滑らかな質感とフルーティな果実味が包み込み、ほっとするようなマリアージュを生み出します。
ポルトゥギーザー 赤に合う料理
年間わずか1300本、絹のように滑らかな喉越しを誇るシュトリッツィンガーの宝物
地元フランケンで古くから愛されてきた黒ぶどう品種「ポルトゥギーザー」を100%使用しています。
シュトリッツィンガー家では、流行に左右されることなく地元の伝統的な古い品種を大切に栽培し続けており、このポルトゥギーザーもその一つです。
すべての畑作業から収穫まで徹底した手作業で丁寧に造られるため、年間の生産量はわずか1300本ほど。一口飲むだけで、丁寧に造られた工芸品のような圧倒的な上質感と満足感が体いっぱいに広がります。
手作業しかできない急斜面のテラス式畑「シュトリッツィンガー家」
造り手のシュトリッツィンガー家は、ドイツ南部の銘醸地フランケン地方のクリンゲンベルグ村にあります。絵本のように可愛らしい木組みの建物が並ぶこの美しい村で、1985年からビオラント(ドイツ最大のオーガニック生産者団体)の指針に沿ってオーガニック栽培を始めました。
畑はマイン川を見下ろす標高300mの非常に厳しい急斜面にあり、1区画ごとに階段を上り下りする「テラス式」になっています。機械は一切入ることができず、すべての農作業や収穫時の運搬(40kgのブドウの入った籠を背負って何度も往復する過酷な作業)はすべて人の手によって行われます。
醸造面でもポンプを使わず重力を利用してブドウを移動させ、地元産の樫樽や栗樽を使い、天然酵母のみで発酵させるなど、自然とテロワールを極限まで尊重した実直なワイン造りを追求しています。
このワインについてさらにひ言
渋みが控えめで非常にしなやかな赤ワインなので、少し冷やして(14〜16℃前後)楽しんでいただくのもおすすめです。フレッシュな果実の風味がより一層引き締まり、心地よい喉越しを堪能できます。
生産量が極めて少ないため、地元ドイツ国内の愛好家だけでほぼ完売してしまいます。輸出されているのは唯一日本のマヴィだけという、大変希少な「幻の赤ワイン」です。
テイスティングコメント
やや淡めのルビー。
フランボワーズや野苺などのベリー系の果実に、タイムやオレガノなどのハーブ、木の実を思わせる可愛らしい香りに、クローヴやカンゾウのスパイス、やや土っぽいニュアンスも。
口に含むと可愛らしい果実味がいっぱいに広がり、同時に上品できれいな酸味がそれを支えるように続きます。渋味は溶け込み、ごくかすかに舌を撫でるような柔らかさ。フルーティで軽い飲み口ですが、それだけでは終わらない深い味わいがじわじわといつまでも後を引き、余韻にまで続きます。
ぜひ丁寧に造られた和食と合わせて飲みたい、優しく、かつどこまでも深い味わいの赤。
渋みが控えめなので、軽く冷やしても美味しくいただけます。
ぶどう品種(品種名のクリックで各品種の説明ページへ)
丁寧に造られた宝物のようなワイン
「ワインとは何ぞや?」
「嗜好品、満足感を得るためのもの」
もちろん、もう何でもいいからとにかくワインがなきゃだめ!とか、西洋的にテーブルにあるべきものという考えもあると思いますが、ここ日本では、たいていの人にとっては上の答えが正解になるのでは。
このポルトゥギーザーは、嗜好品という、ちょっと贅沢なものに私たちが求める満足感を、たっぷり与えてくれるワインなのです。とにかく上質。滑らかな絹に触れた時のような喜びを与えてくれるのがこのワインです。
手造りで大切に育てられるため、年間生産量はたったの1300本。そのほとんどは直接ドイツ国内の消費者に販売しているので、日本でこのワインを飲めること自体、貴重なこと。
本当に宝もののような、心を豊かにしてくれるワイン。ここ日本で、このワインに出会えたことに感謝です。
生産者シュトリッツィンガー家について

シュトリッツィンガー(シュトリッツィンガー家)- Familie Stritzinger
オーガニック歴:1985年から(認証取得は1990年)
フランクフルトから車で2時間ほどのロマンチック街道で有名なドイツ南部のフランケン地方・クリンゲンベルグ村にあります。
前当主ヴィリが村のワイナリーで働き始め、翌年1972年に小さな畑を買ってワイン造りを始めました。ヴィリはドイツ最古で最大のビオ生産者団体でのアドバイザーも務めたパイオニアで、元々環境問題に敏感だった為1990年に転換しました。
畑はマイン川を見下ろす急斜面にありテラス式になっています。日当たりも良く春もすぐに暖かくなる畑ですが、1区画ごとに階段を上り小さな道具だけを使う重労働です。
一部ビオディナミの要素を取り入れ、ストレスや病気に強く質の良いぶどうに仕上げています。酵母は添加せず、樽はドイツ産を使うなどこだわったワイン造りをしています。
マヴィのワインは全て無農薬、無化学肥料、無除草剤で3年以上栽培し、遺伝子組み換えを使っていないぶどうから造られ、全て公的に認められた第3者機関の認証を取得しています。
選定基準についてはマヴィのオーガニックワインをご覧下さい。