エキゾチックなアジアの味覚に響き合う、稀少品種が奏でるハーモニー
生春巻きやチャプチェ、シーフードのアジアン風ハーブソテーなど、スパイスやハーブを効かせたエスニック料理を並べて。
グラスを傾けると、白桃や洋梨のような優しい果実の甘いアロマと、ヨーグルトのようなまろやかな香りがふんわりと立ち上り、一瞬で心がほぐれていきます。
酸味が優しく、ふくよかなボリュームを持つこの白ワインは、エスニックや和食の独特な味付けにそっと寄り添い、1日を穏やかに締めくくる癒しの時間を演出してくれます。
味わい
透明感のある美しい淡いレモンイエロー。グラスに注ぎたては白桃や洋梨のピュアでほのかな甘い香りが漂い、グラスの中で温度が上がるにつれてアカシアの花、カリン、レモンピール、さらにはバターやヨーグルトのようなまろやかな乳製品の香りへとドラマチックに変化します。
アタックは穏やかで優しい酸味が印象的。口に含むと白桃やレモンピールの凝縮した果実味が広がり、程よいボリューム感をもたらします。アルコール度数は11%と低めで非常に優しいタッチでありながら、果皮由来のわずかなタンニン(渋み)が味わいに心地よい骨格と厚みを与え、長い余韻へと綺麗に導いてくれます。
こんな料理と
ニュートラルで優しい味わいと心地よいビターな後味は、甘酸っぱいタレやハーブ、スパイスを使った多国籍料理や和食の旨味と素晴らしい調和を見せます。
例えば
・生春巻き(スイートチリソースを添えて)
・チャプチェ
・アサリの酒蒸し
・アジアンハーブを使ったチキンソテー
お料理の複雑なスパイス香や旨味を、ワインのまろやかなボディが優しく包み込み、後味の爽やかな柑橘系の苦味が全体をすっきりとまとめてくれます。
ヨハニター 白に合う料理
絶滅寸前の地場品種「ヨハニター」を守り抜く、国際コンクール銀賞受賞の白
シュトリッツィンガー家が栽培するもっとも希少な白ぶどう品種「ヨハニター」を100%使用しています。
ヨハニターは栽培が非常に難しく、現在では世界中で育てる人がほとんどいなくなってしまった古い地場品種です。現当主アニヤさんの村でも、この品種を栽培しているのは彼らのほかにたった1人しかいません。流行に流されず、その土地の個性を引き出すために古い希少品種を大切に育て上げたこのワインは、国際オーガニックワインコンクールでも見事に「銀賞」を受賞し、専門家からも高い評価を受けています。
手作業しかできない急斜面のテラス式畑「シュトリッツィンガー家」
造り手のシュトリッツィンガー家は、ドイツ南部の銘醸地フランケン地方のクリンゲンベルグ村にあります。絵本のように可愛らしい木組みの建物が並ぶこの美しい村で、1985年からビオラント(ドイツ最大のオーガニック生産者団体)の指針に沿ってオーガニック栽培を始めました。
畑はマイン川を見下ろす標高300mの非常に厳しい急斜面にあり、1区画ごとに階段を上り下りする「テラス式」になっています。機械は一切入ることができず、すべての農作業や収穫時の運搬(40kg of ブドウの入った籠を背負って何度も往復する過酷な作業)はすべて人の手によって行われます。
醸造面でもポンプを使わず重力を利用してブドウを移動させ、地元産の樫樽や栗樽を使い、天然酵母のみで発酵させるなど、自然とテロワールを極限まで尊重した実直なワイン造りを追求しています。
このワインについてさらにひ言
アルコール度数11%と比較的低めながら、ヨハニターの厚い皮から抽出された微細なタンニンが心地よい渋みとボディ感を形成しており、しっかりとした飲み応えのある本格的な辛口白に仕上がっています。
冷やしすぎると繊細なアロマが閉じこもってしまうため、10〜12℃前後の少し高めの温度でお召し上がりいただくのがおすすめです。温度変化とともに開く、カリンやアカシアの蜂蜜のようなふくよかな香りをゆっくりとお楽しみください。
テイスティングコメント
淡いレモンイエロー。
はじめは白桃や洋梨がほのかに香り、温度がどんどん上がるアカシア、花梨、レモンピールや、バターやヨーグルトなどの乳製品の香りも。
酸味は穏やかで、ほどよいボリュームを感じる味わい。香りと同様にレモンピールや白桃、洋梨などの果実味を感じます。
アルコール度数は11%と低いめですが、ふくよかなボディの印象が残り、また長い残り韻の中にはどうぶ品種であるヨハニターの厚い皮由来のタンニンもわずかに感じられます。
ニュートラルな印象で、お料理の味わい優しく寄り添います。
生春巻きやチャプチェなど、エスニックな料理との相性が抜群。
ぶどう品種(品種名をクリックで各種品種の説明ページへ)
ヨハニター
生産者シュトリッツィンガー家について

シュトリッツィンガー(シュトリッツィンガー家)- Familie Stritzinger
オーガニック歴:1985年から(認証取得は1990年)
フランクフルトから車で2時間ほどのロマンチック街道で有名なドイツ南部のフランケン地方・クリンゲンベルグ村にあります。
前当主ヴィリが村のワイナリーで働き始め、翌年1972年に小さな畑を買ってワイン造りを始めました。ヴィリはドイツ最古で最大のビオ生産者団体でのアドバイザーも務めたパイオニアで、元々環境問題に敏感だった為1990年に転換しました。
畑はマイン川を見下ろす急斜面にありテラス式になっています。日当たりも良く春もすぐに暖かくなる畑ですが、1区画ごとに階段を上り小さな道具だけを使う重労働です。
一部ビオディナミの要素を取り入れ、ストレスや病気に強く質の良いぶどうに仕上げています。酵母は添加せず、樽はドイツ産を使うなどこだわったワイン造りをしています。
スタッフの推しコメント
