思わず試したくなる!意外なマリアージュ特集
ワインとお料理の相性を楽しむマリアージュ。
重口の赤ワインには肉料理、すっきり白ワインは魚介料理…など定番の組み合わせもありますが、今回はマヴィスタッフが実際に体験した「これは!」というマリアージュをピンポイントでご紹介します。
思わず試してみたくなる組み合わせばかりですよ。
ガスコーニュの赤×ハツの焼き鳥
「ワインは地元の料理が一番合う」といいますが、なかなか現地の郷土料理を日本で再現するのは難しいですよね。じつはそんな現地で楽しめるマリアージュを疑似体験できる組み合わせをご紹介します。
ガスコーニュを訪問した際、レストランで「メインの肉料理に地元の料理も選べるんだけど、ちょっとクセがあるからそれでもチャレンジしたい人はいる?」と聞かれて、メニューを聞くと「鴨の心臓のソテーだよ」と。炭火でグリルしたハツにスパイスをかけたその料理は、日本からきた私たちにとってなんだか大変なじみ深い味わいでした(笑)。そう、日本の焼き鳥の定番メニューのひとつ、ハツそのものでした。このときお料理に合わせていたガスコーニュ ベトゥランは、砂肝や、タレのレバーにも合うので、焼き鳥のときに1本あると重宝しますよ。
おすすめワイン
ボジョレーワイン×フルーツポンチ

デザートに合わせるワインと言えばスパークリングワインや甘口ワインが思い浮かびますが、実は試していただきたい赤ワイン×デザートの組み合わせがあります。ボジョレーを訪問した際に、フルーツポンチに赤ワインを合わせたのですが、これがびっくりするくらい合いました!
ただしボジョレーのワインに合わせるコツは「バナナ」と「ベリー」の要素を入れること。ベリーは冷凍のカシスやブルーベリーなどが手に入りやすいのでおすすめです。
ボジョレーのワインはイチゴキャンディやバナナのニュアンスを感じることがあるので、ワインの風味に寄り添ます。またさっぱりした果物だけでは赤ワインに負けてしまいますが、バナナのコクが入ることで赤ワインとの相性が良くなります。
赤ワインがするすると飲めてしまう、不思議なマリアージュが楽しめます。
おすすめワイン
甘口白ワイン×ピータン豆腐
お豆腐にざく切りにしたピータンとネギを載せ、ごま油やナンプラーの入ったタレでいただくピータン豆腐と、甘口ワインのソーテルヌの相性が抜群で驚きました。
横浜出身の友人がよく作ってくれるこのおつまみは、もちろんビールも合うし、お酒の進む1品なのですが、意外にもソーテルヌとの相性が抜群で本当に驚きました。少し甘めかつ良い感じに酸味もある白ワインをよく冷やして、パーティの最初に出せば、そのセンスの良さと意外性の驚きに大絶賛されること間違いなし!
おすすめワイン
スペインの赤×鰻の蒲焼

マヴィの中でも「うなぎに最も合うワイン」としてお墨付きのワインがこちら。FOODEX JAPAN2024で開催された「ボバルと和食のペアリング&テイスティングセミナー」で、「うな丼に最も合う赤ワイン」として選ばれました。タレの香ばしさ、山椒のスパイシーさに合わせて、ボバルのボプリのようなチャーミングなベリー香とスイートスパイスの香りが良く合います。シルキーな舌触りのワインが鰻を包み込み、一つにまとめあげます。
実はスペインは鰻の産地。バレンシアでも養殖が盛んで、現地では鰻をオリーブオイルやにんにく、パプリカと煮込んだ「アリ・ぺブレ(All i pebre)」という料理があるんですよ。
おすすめワイン
重口赤ワイン×バルサミコ風味の鳥ごぼう

重口の赤ワインなのでしっかりしたお肉料理はもちろんおすすめですが、アリテルはどこか野菜のニュアンスも感じる滋味あふれる味わいです。特におすすめなのが、土の風味を感じる根菜。鶏もも肉とごぼうをバルサミコ酢で炒め煮にした洋風鳥ごぼうと合わせると、その「しっくり感」に驚きますよ。